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作品タイトル(日本語)
纏う
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作品タイトル(英語)
Cling
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制作物のコンセプトを記載してください。
私はよく身の回りにあるものや植物、自然からインスピレーションを受けている。
この「纏う」という作品は、剥がれかかっている木の表皮についている菌をみて制作した。
路上に立っている木の表皮は今にも剥がれかかっていた。しかし、それをよく見てみると青緑色をした菌がびっしりと表皮を埋め尽くしていた。私には、菌が木を侵食しているようにも見えたり、木がそれを着ているようにも見えた。
その様子を見てこの作品を制作しようと考えた。
都会にいる人はいつもスマホの画面を見て身の回りの風景や環境などをあまり見ていないように思う。そのため身近にある面白いものを発見することができないと思う。それはあまりにももったいない。少しスマホの中の情報から離れて身の回りのものやことを見ることで自分にとって面白いと思える発見ができると思う。
今回の作品は私が発見した面白いものを自分の中で一度解釈してから作品に置き換えた。そうすることで見た人が少しでも何かしらの影響を受けたら嬉しい。また、これをきっかけに自分にとって心を動かせられる何かを見つけて欲しいと思う。 -
制作物のコンセプトを記載してください。(英語)
I am often inspired by the things around me, the plants and nature.
This work, “Cling," was made by looking at the fungus on the skin of a tree that is about to peel off.The skin of the tree standing on the street was about to peel off.However, when I looked closely at it, the fungus filled the epidermis.To me, the fungus seemed to be eroding the tree, and the tree seemed to be wearing it.Seeing that, I decided to make this work.
I think that people in the city are always looking at the screen of their smartphones and not much about the scenery and environment around them.
Therefore, I don't think I can find interesting things around me. Many people don’t know what you’re missing.
I think that you can make discoveries that you find interesting by looking at things and things around you that are a little away from the information on your smartphone.
In this work, I interpreted the interesting things I discovered and replaced them with works. I hope that people who see it will be influenced by something. Also, I would like you to find something that will move you in the wake of this. -
作品の素材・仕様
サイズ W520×D520×H320(mm)
重さ 約15kg
素材 ガラス、磁土
技法 キルンワーク -
作品の素材・仕様(英語)
Size W520 x D520 x H320 (mm)
Weight about 15 kg
Material: glass, porcelain
Technique kiln work -
作品のリファレンスURL
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作品の映像URL
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公式サイト、もしくはSNSのURL
https://www.tomiimiki.online/
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特別賞のテーマにどう作品が関連しているか説明文を記載
今の時代はもので確かに物で溢れてい。そして、スマホの中にもたくさんの情報で溢れている。
私は、その溢れていている情報から少し距離を置いて自分の身の回りのリアルなモノ、コトに目を向けて欲しいと考えている。
ずっと与えられる情報だけ受けていると、自分で探し出す能力がなくなり、自分の好きなモノや興味があるモノを取り逃がしてしまうと考える。
この作品を通して、もう一度自分の目を身の回りに向けて見てしっかりと探してみて欲しい。
パナソニックさんは「世界を元気に、くらしを理想に」ということをかかげている。
多くの人々が自分の好きなモノや興味があるモノを見つけ行動すことができれば心がさらに豊かになり、受け手にならず自身にとって最適な取捨選択ができるようになると思う。そうすることで別の角度からくらしを理由的なものにしていけると考える。
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