コンプレックスである部位を飾り、肯定するポートレート

コンプレックス・ポートレート

PORTRAIT of unconfident parts

コンプレックスは社会の眼差し、はびこる固定観念や空気などによって作られる。個人はそれに縛られるが、社会とは個人一人一人が構成しているものでもある。個人は今まで社会の中で見聞きしてきたものによってその固定観念を深めていく。
個人は見る人であり、同時に見られる人なのである。SNSで自分の容姿の写真を投稿するのが当たり前な今の時代、その応酬は強化され、写真はルッキズムやコンプレックスを強めるツールとなっている。
だからこそ、どのように飾れば少しでも愛しく思えるか、写る人と話し合いながらコンプレックスである部位に装飾を施し、主役としてスポットライトを当て撮ることによってその呪いを解こうとする姿勢を後押しする。
写る人、そしてそれを見る人、ルッキズムに因るコンプレックスに悩んでいる全ての人のためのポートレート写真。

使用カメラ:Nikon FM
使用レンズ:AI NIKKOR 50mm f1.8
使用フィルム:PORTRA 400,PORTRA 160,Ektar 100

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