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キクネリングアシストシステム

その他
熟練された技術である職人技は、職人の体の感覚を頼りに実行され、技術を持たない第三者には理解が難しいものです。実際に手を動かして練習を始めても、適切な力加減やコツはなかなかすぐに身につくものではありません。その難解な力加減を可視化する事で、「わざ」の理解をアシストするためのシステムを作成しました。
粘土を捏ねるための技術である「菊練り」をモチーフに取り上げ、陶芸家のプロの「菊練り」の動作を記録し可視化します。粘土にかかる力の重心が粘土板の上を移動する様子を、抽象的な図形で表現しました。曖昧なものを曖昧なままに可視化することで、データの向こう側にある職人の優れた動きを想像させることを狙っています。
そして、この仕組みは「わざ」の練習の場面でも効果を発揮します。可視化された図形を通して自分の動作をメタ的に認識することは、「わざ」への理解を促し、「わざ」の習得を手助けします。

作品動画
https://www.youtube.com/watch?v=-uXmpuBwC3g

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