CREATIVES

  • 22

てまりかがり

日本の伝統工芸である手毬の表面模様は球面幾何学の構造に沿って描かれており、数理的な美しさがあります。
これを数式的に分析し、手毬の表面模様のような球面上の幾何学模様を生成する3DCG生成システムを構築しました。
パラメータの操作で様々な模様を描き、その模様の連続的な変遷を体験できるシステムとなっています。

実際の手毬ではあり得ない中空状態の模様やその影、そしてモーショングラフィックスにより
手毬と手毬を作ってきた日本人の繊細な感性をデジタルならではの表現方法で楽しむことができます。

また、本システムの機能と価値として、
伝統的な模様をもとに新しい模様を生成するシミュレーションツールとしての活用可能性や、
伝統工芸品・美術品がコンピュータグラフィックス分野に活用される可能性を提唱します。

作品動画
https://youtu.be/XakFjEV0XxI

前へ