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FAGLASSES-torii-

本作品名は「FABULOUS」と「SUNGLASSES」を掛けて造語とした「FAGLASSES-torii-」と申します。寺社仏閣、日本古来のcultureが好きで参拝する事が多いのですが、神社の鳥居とは何なのかを考えました。
手前と奥。現世と常世。表と裏。光と影。天と地。動と静。永久と刹那。不変と可変。
境界線に聳え立つ鳥居というフィルターを通して感じる反対側の世界。または反対側からの世界。ルールは1つ、どちらか一方向からのみのアクセス。
FAGLASSES-torii-というフィルターを通してみる向こう側の世界。それはその眼鏡を掛けてみた者によって見える世界が異なり、先程上げた1つのルールにより向こう側から見える自分を確認することはできないはずなのだが、神社の御神体は大体「鏡」です。日本古神道や神道はしっかりとチートを用意しており、1つのルールを覆す者となってしまいました。
鳥居の奥、拝殿の更に奥に何故「鏡」があるのか諸説ありますし、物理性、精神性の観点から考えてもルートは沢山ありますが最後は1つ場所に辿り着く気がしています。
「鏡」=「他人からの目線」と考えるならば
神社のシステムが眼鏡とそっくりだと思いません?
なので鳥居を眼鏡にしちゃいました。

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