CREATIVES

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波間にて

私たちの生命には終わりがあることをみんな知っています。ですが、いつまでも若く健康でいるための話題が溢れる一方で死の話題に出会う機会は多くはありません。まるで今ある日々が永遠と続いていくような錯覚に溺れそうになります。

ですが自分がこうやって存在していることの有限性は、軽んじたり見過ごしたりできないことのはずです。あるいはもしかしたら、自分の存在が、この星が長い時間をかけて引き起こしてきた営みの一部であるような感覚から、自分が今の形で存在していることの不思議さ・偶然さ・稀有さの感覚へと繋がっていくかもしれない・・

本作品では、脈拍センサーとインタラクティブに生成される映像を用いて、鑑賞者が自身の寿命を擬似的に体験することを試みます。

何かに違和感を感じたとき、無視できない感情が膨れ上がったとき、変化が起きはじめているとき・・・
自分のことをないがしろにせず、自身の内で鳴っている感情を聞き、1つ1つ選択していけるように、自分の背中を押してくれるものとして死を想起する作品を制作しました。
体験ショートイメージ映像(約3分)URL:https://vimeo.com/949214414?share=copy

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