中央にししおどしがあり、一定のタイミングで節がぶつかった時、その音をマイクで拾って、4つの振動スピーカーで再生する。振動スピーカーは水の入った容器につながっており、節がぶつかるたびに水面が揺れ、その揺れが壁面に反射する仕組みになっている。
この作品によって、普段取りこぼしてしまうような私たちを取り巻く物理的な現実世界のダイナミックな現象を聴き、観察させる。一見同じに見える繰り返しのししおどしの反復の中に、そのぶつかりごとに絶えず変化する音の物理的な振動や水面の揺れを見つけることができないだろうか。
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2024/05/24(金) Updated