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ca't manage hydration

私は水を飲むタイミングを、猫に預けることにした。
人の自己管理能力に諦めを感じ、動物の本能に頼って水を摂る。
気まぐれな水飲みを中心に、私の生活リズムもゆらいでいった。

「水の換算をミスってしまい、ミーティング中に何度もトイレに行くはめになった。」
「昼過ぎに起きたら、午前中に猫が飲んだ分が溜まってしまう...早く起きよう。」
「外出時は猫が管理してくれない。自分で飲まなきゃいけないから、喉の渇きを何度も確認しちゃう。」

身体感覚が振り回されながらも、心地よい状態に向けて自ら適応していくのではないか。


猫が水を飲んだら、水皿で飲んだ量がセンシングされる。
人はその量に体重比をかけて飲んでいく。

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