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紙は鳴く

本作品では、紙を破ることをリアルタイムに検知し、その間だけ小説の一節をヘッドホンに流すシステムを開発することで、「紙を破ることで小説を読む」体験をつくります。

体験者はヘッドホンを装着し、1枚の紙を破ります。紙を破る読書では小説の一節を切り出して読むことになります。切り出される一節は全体からランダムに選択され、文脈を失います。読者によって読む文章は異なり、想像する物語も違ってくるかもしれません。
そして、何度も紙を破るにつれ紙片は小さくなっていき読み返すことができなくなっていきます。

今回は小説として「夢野久作ー寝ぼけ(1922)」を使用します。

動画:https://youtu.be/qGM1h-DuFDo?si=7pErzVvJZd8JTgn2

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