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解決できる私たち,見過ごす私たち
私たちは、目に見える変化に対しては積極的に行動を起こすが、目に見えない問題には無関心であることが多い。「目に見えないもの」と「窒素」というテーマをもとに、人間の問題解決における選択の偏りを表現する。
作品には二つの額縁が並べられている。一方の額縁には燃え盛る炎が映し出され、もう一方の額縁は何も描かれていない白紙のままである。観客の前には二つの気圧センサーが設置されており、炎の額縁の前にあるセンサーに息を吹きかけると炎は消える。しかし、白紙の額縁の前にあるセンサーに息を吹きかけても、何の変化も起こらない。
私たちは、変化が視覚的に確認できる問題には取り組みやすいが、目に見えない問題には気づきすらしないことがある。
作品には二つの額縁が並べられている。一方の額縁には燃え盛る炎が映し出され、もう一方の額縁は何も描かれていない白紙のままである。観客の前には二つの気圧センサーが設置されており、炎の額縁の前にあるセンサーに息を吹きかけると炎は消える。しかし、白紙の額縁の前にあるセンサーに息を吹きかけても、何の変化も起こらない。
私たちは、変化が視覚的に確認できる問題には取り組みやすいが、目に見えない問題には気づきすらしないことがある。

