テントセン

テントセンは点字ブロックから着想を得た2人用対戦型ボードゲームです。「テンブロック」と「センブロック」の2種類のブロックで構成されたピースを交互に置いていき、一筆書きでより長い道を作ったプレーヤーの勝ちです。

ピースの形状は全部で10種類あり、表裏でブロックの配置が異なります。どのピースを使うか、また表裏どちらを使うかで状況は大きく変わるため、様々な展開を楽しむことができます。これによって何度も飽きずに繰り返し楽しむことができます。

日常における点字ブロックの存在感の薄さを問題視し、点字ブロックに意識を向けるきっかけを作るためにデザインしました。

テントセンは、「楽しく遊びながら日常における点字ブロックの存在感が強まっていく」という柔軟さを兼ね備えています。点字ブロックは目の見えない人にとっての道であると認識し、目の見えない人に対して思いやりの気持ちを持って点字ブロックを扱うことができる未来になることを願っています。またテントセンの今後の展開として、点字ブロックの特徴である「触覚で情報を識別できる点」を活用し、目の見えない人でも遊べるような仕様にすることも可能であると考えています。手触りの違いによって自分と相手のブロックの色を識別し、視覚を使わなくてもゲームを楽しむことができる仕組みを考えています。