6/2(月) アワードの事前説明会&トークイベントを開催!
本アワード開催にあたり、テーマの中心にある「しなやかさ」をキーワードにしたトークイベントを、FabCafe Nagoyaにて開催します。グッドデザイン賞2024の大賞を受賞した株式会社ジャクエツのデザイナー・田嶋宏行さんを迎え、これからの時代に求められる、”しなやかなデザイン”とは?についてお話を伺います。奮ってご参加ください!
詳細・申込はこちら
FLEXIBLE ↻ AWARDSとは
FLEXIBLE ↻ AWARDS (主催:株式会社山田商会)は、「FLEX(変化に適応するしなやかさ)」と「ABLE(未来を切り開く可能性)」が融合する創造的な技術・表現・活動を広く募集する、プロダクトデザインのアワードです。
2025年夏には、愛知県名古屋市熱田区にある山田商会本社1階ショールームにて、ファイナリスト5名によるグループ展の開催を予定しています。
しなやかで、未来への可能性に満ちた、暮らしをより豊かにするフレキシブルな作品をお待ちしています!
テーマ:
FLEXIBLE ↻ - しなやかさがつなぐ、暮らしと未来 -
あなたにとっての「しなやかさ」とは、どんなものですか?
変化を恐れずに前に進む強さ。自分らしさを手放さずに柔軟に応える美しさ。
揺らぎや困難を経ても、ただ元に戻るのではなく、新たなかたちへと再生する力――まるで“リロード”するような回復力と創造性。
このアワードでは、そうしたしなやかさを備えたプロダクトデザインを広く募集します。
対象とするのは、かたちの美しさだけではありません。
制作の背景にあるストーリーやプロセス、素材や技術へのこだわりなど、広い意味での「ものづくり」を重視しています。
あなたの中にある「しなやかさ」が、これからの暮らしと未来に、どんな価値を生み出すのか。
その視点や想いを、ぜひ私たちに届けてください。
応募について
応募形式
「FLEX(しなやかさ)」と「ABLE(可能性)」が融合する、オリジナルな表現であれば形式・ジャンルは問いません。
「このアワードが対象とするのは、プロダクトデザインを軸としながらも、その意匠性だけにとどまらない広義の“ものづくり”です。制作の背景にあるストーリーやプロセス、素材や技術へのこだわりなど、広義の「デザイン」としての取り組み全体を重視します。
使用者に合わせて形状が変化する家具や日用品、柔軟性のある素材を活用した製品やサービス、自然災害に強い柔軟な構造を持つ建築物、社会課題に対する新しい切り口の取り組みなど...ジャンルを超えて、しなやかで、未来への可能性に満ちた、暮らしをより豊かにするフレキシブルな作品やプロジェクトをお待ちしています!
例)プロダクト、インテリア、ファッション、建築、サービス、コミュニティ、アート作品、研究及びそれらを束ねるプロジェクトなど
応募期間
2025年5月16日(金)12:00~6月20日(金)12:00
応募条件
- 1人3点まで応募可能です。
- ファイナリストに選出された場合は、グループ展への出展を必須とします。
- 既に公開済みのプロジェクトでも応募可能です。
こんな人におすすめ
応募資格の指定はありません。どなたでもご応募いただけます。
例えば以下のようなクリエイター、研究者、学生の方や、企業からの応募をお待ちしています。
- 新しい素材/製品/事業の開発に挑戦されている方
- フレキシブルなものづくりを探究している方
- 自身のプロジェクトを発信したいと考えている方
作品・プロジェクトのアイデア例
創り継ぎ|成田敬

割れた陶器をデジタルファブリケーション技術と漆の伝統技術を使って新たな器として蘇らせるプロジェクト。
作品詳細ページ
ラジオスタンド「蟹」|岩沢兄弟

Photo: Yasugi Kazuoki
どこでも収録・配信できる移動式機材キット。立ち話スタイルでも、座って腰を落ち着けてしゃべることもできる。スタジオという程でもないけれど、機材は本格派。バッテリー運用でどこでも収録でき、スマホがあれば配信もできる。もちろん、キャスター付きで移動可能。最大4名まで収録に参加可能。
作品詳細ページ
SUNAGOKE SHEET|株式会社グリーンズグリーン

土を使わず特殊な不織布を用い、シート状に栽培したスナゴケ。カットして鉢に乗せて盆栽に。そのまま敷き詰めれば苔庭に。壁面に貼ればアートに、と多くの用途への活用が可能。
製品詳細ページ
つな木

木材と専用クランプを使って自由な用途とサイズで空間を組み立てられる「つな木」。誰でも簡単に組み立てられるので、普段の生活はもちろん、特別なイベントや非常事態にも、その時に必要な空間を、自分たちの手でつくることができます。
製品詳細ページ
審査について
審査方法
審査は2段階で行われます。
- 一次審査:提出された内容を元に、審査員がファイナリスト5作品を選定します。
- 最終審査:5作品について、審査員が展示設営後の最終審査会で最優秀賞(Most Flexible Product)を決定します。
※一次審査(ファイナリスト選出)を通過された方には、本プロジェクト事務局より7月上旬を目処にご連絡します。
※ファイナリストの発表は、7月上旬を目処に本ウェブサイトにて行います。
評価基準
本アワードでは、強さと美しさを兼ね揃えた「しなやかさ」を大事にします。
作品の審査にあたっては以下の審査のポイントと、審査員の専門分野による独自の視点を評価の軸とします。
1. Flexibility|柔軟性
変化や制約にしなやかに対応しながらも、ぶれない軸や独自の美しさを保っているか。
2. Innovation|新規性
既存の枠を超え、独自の視点や技術を活かして新たな価値や可能性を生み出しているか。
3. Narrativity|物語性
かたちや仕組みの背景にある想いや、プロセスに他者の共感を呼ぶストーリーが込められているか。
賞について
ファイナリスト
すべての応募作品から、計5点を選定します。
- 審査員からのコメント(AWRDページにて公開)
- 山田商会本社1階ショールームで行われるファイナリストによるグループ展への出展
- 展示設営・最終審査会・撤収のための費用(交通・宿泊費)を上限5万円まで補助
※ 展示会場:1Day Reform Lab名古屋店(愛知県名古屋市熱田区桜田町19−21)
最優秀賞
ファイナリストの作品から、審査チームで最優秀賞(Most Flexible Product)を1点選定します。
- 賞金10万円
- 山田商会特典:溶接体験・土木工事体験・ネジ切り体験・資材庫ツアーから1つ(※参加にかかる交通費等は自己負担となります)
- ロフトワーク特典:Fab Meetup Nagoya 優先出展権(※参加にかかる交通費等は自己負担となります)
審査員
稲波 伸行
株式会社RW 代表取締役, 株式会社菰野デザイン研究所 取締役, 半田赤レンガ建物 館長

1975年三重県菰野町生まれ。名古屋芸術大学美術学部デザイン科卒業。大学時代の生死をさまよう経験からデザインにのめり込み、卒業後フリーランスとして独立。デザイナーとして活動するだけでなく、流通会社の立ち上げや、地域コミュニティをつくるNPOの立ち上げにも参画。「意匠や形」といった狭義のデザインだけでなく、課題解決や価値づくりとしての「広義のデザイン」の実践を追求し続ける。2008年RW創業。企業や事業の価値の再定義に伴走し、ミッション、ビジョンの構築や、新規事業の立ち上げ、事業の運用までサポートしている。
橋田 規子
プロダクトデザイナー, 芝浦工業大学 デザイン工学科 教授

愛知県蒲郡市生まれ。東京芸術大学デザイン科インダストリアルデザイン専攻卒業後、TOTO株式会社にて水周り設備のデザインに携わる。2008年退社後NORIKO HASHIDA DESIGN設立、2009年芝浦工業大学教授に就任、現在に至る。2013年博士(工学)取得。住宅設備、家具、生活用品のデザイン活動を実施。グッドデザイン賞、Red Dot賞、iF賞など受賞多数。グッドデザイン賞審査員(2009~2024)、キッズデザイン賞審査員.2020年単著「エモーショナルデザインの実践」オーム社 発刊。
山田 豊久
株式会社山田商会 代表取締役社長

1979年10月生まれ。幼いころからエネルギー問題に関心を持つ。2004年(平成16年)3月東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻修了、株式会社⼭⽥商会⼊社。2007年5月取締役就任。経営計画の策定や管理会計の導⼊、業務領域や部署間における多能工化を進める。2020年5月に代表取締役社⻑執⾏役員、2022年5月にHD代表取締役社⻑に就任。妻と1男2⼥。
鈴木 啓之
株式会社山田商会 取締役専務執行役員経営管理本部長

専門分野は労務、人事、経理で健康、年金問題及び財務分析を得意とする。2016年『山田商会ホールディング』の立ち上げを指導し、その後はM&Aを多数経験する。現在はグループ全体の新規事業創出を手掛け、インフラ企業ができる住空間の未来を創造する。愛知県社会保険委員会理事
主催 : 株式会社 山田商会について
1906年に、株式会社山田商会は誕生しました。
それ以来118年もの間、ガス・水道といった生活インフラの工事を通して、地域の暮らしを静かに、力強く支え続けてきました。
真面目に仕事と向き合う姿勢を大切にしながらも、時代の変化や多様なニーズを受け止め、現場ごとに最適な図面を描き、パーツを丁寧に組み立ててきました。
そんな私たちの強さは、「しなやかさ」にあります。
ただ柔軟なだけでなく、困難や変化に直面しても、折れず、しなって、再び立ち上がる力。
一度揺らいだとしても、元の形に戻るだけでなく、ときには新たな形で再生する力。
今回のアワードでは、そんな私たちの想いを軸に、「FLEX(しなやかさ)」と「ABLE(可能性)」が溶け合うような、フレキシブルな技術や創造的な作品を募集します。
しなやかな技術は、社会に対してどんな意味や価値をつくり出すのか。
今回のアワードを通して、その可能性を探りたいと考えています。
たくさんのご応募、お待ちしております!
全体スケジュール
応募開始から展示までのスケジュールは、以下のとおりです。
募集開始 |
2025年5月16日(金)12:00 |
---|---|
応募〆切 |
2025年6月20日(金)12:00 |
一次審査(ファイナリスト選出) |
2025年7月1日(火) |
ファイナリスト発表 |
2025年7月初旬 |
展示設営 |
2025年7月23日(水)~25日(金)(愛知開催/いづれかのタイミングで参加必須) |
最終審査会、授賞式 |
2025年7月25日(金) 16:00-18:30(愛知開催/参加必須) |
ファイナリストによるグループ展 |
2025年7月26日(土)~8月6日(水) |
展示作品の撤収 |
2025年8月7日(木) or 8日(金) |