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説明文
『ゴミから感動をつくる』をヴィジョンに掲げる、東京大学発のスタートアップ企業「fabula」による、living arts project です。
fabulaは、規格外の野菜や加⼯時に出る端材など、様々な⾷品廃棄物から新素材を作る技術を持つ企業です。⾷品廃棄物を乾燥させ、粉末状にし、その粉末を⾦型に⼊れて熱圧縮する。すると金型からは、コンクリートのように硬く、料理のように艶やかな新素材が生まれます。
私たちはこの新素材を利用した「食べられる家」の実現、建材への実装を目指し、日々研究開発を行なっています。
fabula living arts projectは、「食べられる家」の中にある、家具や文具などの日常的なプロダクトを開発するプロジェクトです。
fabula Inc.
https://fabulajp.com/ -
制作物の柔軟性(Flexibility)についてご記入ください。
この新素材により作られたプロダクトは、建築資材と食べもの、両方の性質を持ちます。
様々な原材料から作られた新素材は、コンクリートより強い(※)曲げ強度と、タイルのように硬い質感をもち、切断すれば木材のように細かな削りくずが出ますが、表面加工を加えなければクッキーのように仄かな香りがし、おせんべいのように湿気を吸い、畑で採れる野菜のように、一つひとつが異なる美しい見た目を持ちます。
この新素材で作られたプロダクトは、人工物であり、自然物です。
コーヒーから作られたゴルフティーは、プレイ中に紛失してしまっても、長い時間をかけて土に還るかもしれません。表面の凹凸が心地よくてパズルを触っていると、手の汗や脂に反応し、カカオハスクの匂いが立ちあがります。デスクパーテーションからは、ほのかにお茶の香りがし、グリーンカーテンのようにおだやかに空間を区切ってくれます。窓から差し込む太陽の光で少しずつ色を変え、日を重ねれば落ち着いた風合いになっていくでしょう。
かつて自分達が破棄していた食べものが、形を変え、生活を美しく彩る。捨ておかれていたものの別のあり方を感じることで、日常の視線に、未だ発見されていない可能性への眼差しが加わります。
もしもプロダクトを使わなくなっても、ごみ箱に捨て、焼却炉で燃やす必要はありません。fabulaの工場で再粉砕・再成形すれば、落ち葉が堆肥となり新たな命を育むように、次のプロダクトの原材料として、新たな価値を生み出します。
私たちは新素材で作られたプロダクトで、人の営みの様々な可能性を提案します。
(※)白菜でコンクリートの曲げ強度の4倍。原材料となる⾷材によって強度は異なりますが、⾼強度の⾷材で補強するなど組み合わせることができます。
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fabula living arts project
『ゴミから感動をつくる』をヴィジョンに掲げる、東京大学発のスタートアップ企業「fabula」による、living arts project です。
fabula living arts projectは、「食べられる家」の中にある、家具や文具などの日常的なプロダクトを開発するプロジェクトです。
fabula living arts projectは、「食べられる家」の中にある、家具や文具などの日常的なプロダクトを開発するプロジェクトです。

