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Zigorna(ジゴナ)

その他
Zigorna(ジゴナ)は、LiDAR機材を格納するための筐体でありながら、単なる装置の外殻ではなく、店舗空間の一部として美しく調和し、空間を彩る装飾的な存在を目指して設計された製品です。

従来、LiDARやその周辺機材を収める筐体は、無機質で威圧感を与える存在になりがちでした。Zigornaはそうした常識を覆し、ジグザグに拡張可能なモジュール構造と、柔軟な素材による包み込むようなフォルムによって、機能性と装飾性を両立させています。

内部構造は、最小単位の箱をジグザグに連結することによって構成されており、機材の追加や構成変更に合わせて柔軟に内部容積を拡張できます。この構造は視覚的にもパターン性を生み出し、壁面に軽やかなリズム感を与える役割を果たします。

各モジュールの面材には伸縮性のある布素材を採用しており、微小な寸法変化に対しても素材の「伸び」で対応可能です。これにより、内部機器の仕様変更やモデルチェンジにも柔軟に対応でき、一度設置した筐体を無駄にすることなく長く使い続けることができます。

また、面材にはハギレやアップサイクル素材の活用を想定しており、環境への配慮もデザインの一部として組み込まれています。店舗という日常的な空間の中で、“見せたくなる機材”としての在り方を実現するZigornaは、空間演出の一端を担う新しい筐体のかたちです。

その名に込められた“Zigzag(拡張性)”と“Ornament(装飾性)”という2つの要素を体現するZigorna。
技術を包み込み、空間にやさしく溶け込む柔らかな存在として、これまでにない体験価値を提供します。

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