のびー

『のびー』は、長時間のデスクワークに寄り添い、休憩を自然に促す“動く文鎮”です。
紙を押さえるという本来の役割を持ちながら、一定時間が経つとゆっくりと反るように動き、人の「のび」を思わせるやわらかな動きを見せます。

視界の端でこの動きを感じた使用者は、思わず自分ものびをしてしまう、そんな“つられ動作”によって、無理なく心身を緩めるきっかけを生み出します。

集中と休憩の間にしなやかなリズムをもたらし、使う人の日々に休憩というやさしい変化を届ける存在です。

本体はTPU素材などの柔らかくしなる素材で構成され、小型サーボモーター2つによって、両端をゆったりと上下に動かすことで、“のび”をするようなしなやかな動きを実現しています。
また、視覚的な主張や音による強制的な通知ではなく、視界の端にそっと現れる動きというインターフェース設計そのものにも、人に対する柔軟な接し方という柔軟性が宿っています。