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説明文
和紙の良さをより活かしたプロダクトを製作する試みとして製作したカバンです。
和紙は洋紙に比べて長い植物の繊維が互いに絡み合うことによって強い強度が保たれていますが、今回は漉いた直後の和紙を直接カバンの形に成型した後に乾燥させることで、カバン全体の繊維が絡み合うようにし、強度の向上を図っています。
更に和紙の紙らしさを表現し、カバンの強度を向上させるため、折り紙のようなプリーツをカバン全体に配置し、和紙の材料である楮に檜の繊維を混ぜることで、着色することなく上品な模様を生み出しました。
また、こんにゃく糊を塗布することで、更なる耐水性と強度を保ちながらも、和紙の風合いを損なわないカバンとなっています。 -
制作物の柔軟性(Flexibility)についてご記入ください。
和紙は楮、三椏、雁皮などの植物を主原料として漉くことで破れにくく、しなやかさと丈夫さを合わせ持った耐久力のある紙として用紙としての使用はもちろん、芸術作品、生活用品など、さまざまな用途に使用されてきました。
和紙は平面のシート状ものを製作し、それらを加工する場合がほとんどですが、今回は和紙の強度をより活かすため、和紙を漉いた直後の和紙を直接立体とすることで強度の強化を図りました。
立体のデータはあらかじめ3DCADで設計を行い、3Dプリンタで出力したものを立体の型として使用しています。
3Dデータにて型を設計しているので、カバンのサイズ変更やデザインの修正などにも容易に対応することができます。
カバンのデザインとしては紙であることが伝わり易く、よりカバン全体の強度を上げるために折り紙のようなプリーツをカバン全体に配置しています。
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Bellows-べろうず-
繋ぎ目のない、和紙でできたカバンです。
和紙はお互いの繊維が絡み合うことで強度が増します。
漉いた和紙をカバンの型に貼り付けてから乾燥させ、
こんにゃく糊を塗布することで耐水性と強度を保ちながらも
和紙の風合いを損なわないカバンを製作することができます。
和紙の材料である楮に檜の繊維を混ぜることで、
着色することなく上品な模様を生み出しました。
和紙はお互いの繊維が絡み合うことで強度が増します。
漉いた和紙をカバンの型に貼り付けてから乾燥させ、
こんにゃく糊を塗布することで耐水性と強度を保ちながらも
和紙の風合いを損なわないカバンを製作することができます。
和紙の材料である楮に檜の繊維を混ぜることで、
着色することなく上品な模様を生み出しました。

