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「僕らのロボットは、考える」~自作ロボで世界に挑む!中高校生エンジニアの第一歩~

僕たち「東海中高ロボコンチームTOKAI」は、レゴを使ったロボコンで技術を磨き、4月ヒューストンと7月にブラジルで開催された2つの世界大会に挑戦してきました。そこで感じたのは、
かつて「ロボット大国」と呼ばれた日本ですが、現在の国際ロボコンの舞台では、AIや自作機構を駆使したロボットが主流となり、資金力や技術力のある海外チームが優位に立っています。その背景には、教育の違いがあると感じました。海外では幼少期からプログラミング教育が盛んであり、創造的なものづくりに早くから触れる機会が豊富です。 一方、日本では中高生の段階で本格的なロボット開発に取り組める環境が限られており、レゴを使ったロボコンが主流です。
僕たちはその環境の中で技術を磨いてきましたが、世界大会で出会ったAI搭載のオリジナルロボットに衝撃を受け、「もっと早くから本格的な開発に挑戦したい」と強く思うようになりました。 僕の夢は、人と一緒に成長する“パートナーAIロボット”を開発することです。人の感情や行動に寄り添い、共に学び、支え合える存在——そんなロボットをつくるためには、AI技術とロボット工学の両方を深く理解する必要があります。
その第一歩として、今取り組んでいるロボコン分野にAIを導入し、自分たちのロボットに「考える力」を持たせたい。ねのねプログラムでは、FAB機器を活用した自作ロボットの開発に加え、AIカメラなどの技術を取り入れ、より高度な制御や判断ができるロボットに挑戦します。 この挑戦は今のチームの仲間としかできません!
技術力だけでなく、社会との接点や教育の可能性についても考え、未来のロボット開発に貢献できる人材として成長していきたいと思っています。

▼ねのねプログラムで実現したいこと
①FAB機器を活用してカメラ付きオリジナルロボットを開発し、
 月1回ペースで公開開発Dayを実施して来場者と交流したい。
②SNSなどで発信を行い、ロボットづくりの楽しさを広く伝えたい。
③オリジナルロボットの開発には資金や技術協力が不可欠です。
 僕たちは過去2回の世界大会でクラウドファンディングを成功させた経験があり、
 それを活かして企業や団体との新たな出会いを模索します。
 ComoNeという開かれた場で活動することで、技術指導やスポンサーとの接点が生まれる
 ことを期待しています。

このプロジェクトを通じて、技術力だけでなく、人と人がつながる場、未来のエンジニアを
育てる場としての価値を生み出したいと考えています。

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