美しさの正体

何かを見たり聴いたり感じたりするたびに、心はそれぞれの仕方で揺れます。反応の仕方は人によって違い、同じ人であっても時間や精神の状態によってまるで別のものになります。外の世界や内側の世界に対する反応は、鏡のように映し返す現象なのだと思います。

そのときAIは、自分でも気づけない心を形にするための「補助輪」になり得るのではないでしょうか。けれど今の価値観では、創作にAIを使うことにはまだ偏見が残っています。

だからこそ私は自由に創作を続けたいのです。その過程で、誰かが偏見に気づき、自分だけが持つ美しさの正体にふと触れられるかもしれない。そうした瞬間に立ち会えたなら、きっと「まだまだ、もっと人生を味わいたい」と思えるきっかけになると信じています。