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空間へのドローイング:大山崎

「空間へのドローイング」は、VR機器をメディウムとして扱い、空間を支持体として描くドローイングのプロジェクトである。
これまで、渋谷、京都、天神橋(大阪)、高輪ゲートウェイ(東京)といった都市空間において、VR機器を使って空間にドローイングを描き、その場所で採取したテクスチャや環境音をドローイングのマチエール(絵肌)として付与することで場所固有性という物理的制限を与え、逆説的に絵画としての実体を形成することを試みてきた。
今回制作した「空間へのドローイング:大山崎」では、マクセル「クセがあるスタジオ」にてVRドローイングを実施。描かれたドローイングに、大山崎でのフィールドワークを通じて採取したテクスチャや環境音をマチエールとして付与した。
さらにAIに構想させた「100年後の新素材」を未来のマチエールとして加えることで、過去・現在・未来が干渉する複層的な絵画空間を立ち上げた。

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