Green Shoreline

佐世保の植物が聴いてきた音の記憶を呼び覚ます。

6つの植物の生体電位変化に応じて、植物の声ともいえるアンビエント音が生成され、佐世保のフィールドレコーディング音が選択され、重なり、非同期のアンサンブルとして展開していく。

植物生体電位は波打ち際のように絶えず揺らぎ、二度と同じ瞬間は生まれない。その偶発性は海と陸の境界が持つ「流動するリズム」と共鳴し、異なる存在が重なり合う“揺らぐ境界＝Shoreline”を響かせる。

始まりも終わりもない音の波は、自然・生活環境への意識を開き、平和的共生のメタファーとして立ち現れる。

*佐世保に所縁のある6つの植物と、グリーンワイズが独自開発した植物生体電位解析器6台・音響変換アプリケーションを用いて作成。60分に及ぶ曲の一部を抜粋。

作品リンク:
https://soundcloud.com/tomoyoshi-nomizo/green-shoreline?si=773aec5c3a7142dfb4e1994cf0cc4a59&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing