COMPETITION

Sasebo Sound Chronicle Award

まちの“いま”を音で綴る。「Shoreline 混ざる、響く」をテーマに音楽作品を募集。

結果発表 2025/08/18(月) - 2025/09/21(日)

2025.09.21
9月21日12時をもちまして、応募を締め切りとさせていただきます。たくさんのご応募、誠にありがとうございました。一次審査の結果は9月26日頃に通知させていただきます。


2025.09.16
応募期間につきまして、多数のご要望をいただき、応募期間を9月21日(日)12:00まで延長いたします。みなさまのご応募、心よりお待ちしております。

Sasebo Sound Chronicle Award

「Sasebo Sound Chronicle Award」は、全国の音楽制作に携わるクリエイターやアーティストを対象に作品を募集するミュージックアワードです。

ファイナリストに選出された10作品は、長崎県佐世保市の〈しまび〉で開催される特別展にて作品が展示されます。また、グランプリに選ばれた作品には、審査員によるメンタリングの機会を提供。さらに、佐世保市で開催される授賞式へご招待します。

テーマは「Shoreline 混ざる、響く」。エントリー希望者には、佐世保でフィールドレコーディングした音を素材として提供します。音を使った作品であればジャンルは不問。あなたの応募をお待ちしています!

審査員

photo by Nathalie Cantacuzino

蓮沼執太
音楽家、アーティスト

1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、映画、テレビ、演劇、ダンス、ファッション、広告など様々なメディアでの音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス、プロジェクトを制作する。
最新アルバムに『unpeople』(2023)。東京2020パラリンピック開会式にてパラ楽団を率いてパラリンピック讃歌編曲、楽曲「いきる」を作詞、作曲、指揮を担当。近年のコンサート・パフォーマンスに「unpeople 初演」(草月プラザ石庭『天国』/ 2024)、「ミュージック・トゥデイ」(オペラシティ・コンサートホール・タケミツメモリアル / 2023)など。
主な個展に「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「 ~ ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)などがある。また、近年のプロジェクトやグループ展に「Someone’s public and private / Something’s public and private」(Tompkins Square Park 、ニューヨーク/ 2019)、「FACES」(SCAI PIRAMIDE、東京 / 2021)、など。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

Kuniyuki Takahashi
音楽家、サウンドデザイナー、演奏家

札幌を拠点に活動する音楽家。
国境を問わず常に独特の世界観を持ち、これまでに数多くのアルバムをリリースし、世界各国のアーティストのリミックスを手がけるなど、プロデューサー、DJから高い評価を得ている。
ヨーロッパ、南アフリカ、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、USA等含め国内外でのliveも精力的に行い、即興性とダンスミュージックを融合した独自のスタイルでliveを行い、近年ではTobias. ,Circle of Live ,Satoshi Tomiie, Floating Points , Henrik Schwarz、Mark de Clive-Loweなど、様々なジャンルのアーティストとのセッションライブを行う。国内では、サカナクションの楽曲に共同プロデュースとして参加、宇多田ヒカルの楽曲”electricity”ではパーカッションで参加。近年ではドキュメンタリー「NHK Special」テーマ曲制作や2025年 大阪万博会場 大屋根リング下のsound scape制作も行い、活動の幅を更に広げ続けている。

賞について

グランプリ(最大2作品)

  • 蓮沼執太氏もしくはKuniyuki Takahashi氏による応募作品に対するメンタリングの機会
  • 2025年11月8日(土)に行われる授賞式への招待。および作品披露の機会を提供。
    ※授賞式の交通費補助は上限あり

ファイナリスト(最大10作品)

  • 佐世保市博物館 島瀬美術センターで開催される特別展で、作品展示の機会
    • 展示期間:2025年10月31日(金)〜11月30日(日)
    • 展示場所:佐世保市博物館島瀬美術センター1F

 

エントリーテーマ

Shoreline 混ざる、響く

海と陸が出会う、波打ち際(Shoreline)。
そこは、境界でありながら、常に揺れ動き、重なり合い、ほどけていく―
決して同じ形にはとどまらない、流動的な“あわい”の空間です。

Sasebo Sound Chronicle Awardでは、「Shoreline」をテーマにした音楽作品を募集します。音を用いた表現であればジャンルは問いません。

港、朝市、基地、街中の裏通り―
佐世保の街には、異なるものが混じり合うところで響く音があります。

あなたにとってのShorelineを聴かせてください。

photo by Osamu Matsuo

なぜ、佐世保市で音楽のアワードを開催するのか?

2025年秋、国民文化祭・全国障害者芸術・文化祭「ながさきピース文化祭2025」の開催に合わせ、佐世保市博物館島瀬美術センター(通称しまび)では特別展〈させぼピース展〜海からたどる、時の旅〉が開催されます。

本展は、海を通じて育まれてきた佐世保地域の独自の文化を、「平和」という普遍的なテーマから再評価し、可視化・共有していくことを目的とした企画です。これまで、域外の著名作家による美術展示が主だった「しまび」ですが、今回はその方向性を見直し、古代から現代に至るまでの地域の歴史と文化を軸とした展示構成を目指します。

特別展の現代パートの中で、ひとつの象徴的な試みとして実施されるのが、このミュージックアワードです。目に見える作品だけでなく、“音”という媒体を通じて、現代の佐世保をどう描けるか。音楽は、時間と空間を内包した表現です。一瞬を切り取る視覚芸術とは異なり、響きや余韻が広がる中で、聴く人の記憶や感情に語りかけます。日常の中にある“平和”の感覚を、音楽を通して紡ぎ出していこう。そういった想いから今回のアワードが企画されました。

 

応募について

留意事項

  • 事務局より、佐世保でフィールドレコーディングした音を素材として提供します。応募時には必ず「音の素材」ページをご確認の上、エントリーをお願いします。
  • エントリー時には1分程度のデモ曲を提出いただきます。提出いただいたデモ曲で審査を行います。
  • ファイナリストに選出された際は、デモ曲を元にした4-5分の完成作品を提出いただきます。
  • グランプリに選出された場合は11月8日(土)に佐世保市で行われる授賞式への参加とパフォーマンスが必須となります。
  • 音のジャンルに制限はありません。1人で複数作品を応募することも可能です。
  • そのほか、応募方法や詳細な応募要項はこちらをご覧ください。

音の素材について

本アワードでは、佐世保でフィールドレコーディングした音の素材を提供します。素材は、街・自然・人々の営みなどを記録したサウンドスケープ的音源が中心です。素材はインスピレーションのきっかけとして提供しており、作品に含めるか含めないかはお任せします。
詳細は「音の素材」ページをご覧ください。

評価基準

HOW

  • 形式にとらわれず、表現の可能性を追求しているか

WHY

  • 感情を伝播させる物語を宿しているか

応募のステップ

  1. 株式会社ロフトワークが運営するAWRD(https://awrd.com)に登録する(登録は無料)
  2. 応募する作品を、ダウンロードが可能なストリーミングサービス/音楽共有プラットフォーム(Sound Cloudやvimeo)にアップロードし、共有用のURLを記載
  3. 提出物を揃えてAWRDに情報をアップロード

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