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どの絶滅危惧空間を扱うのか(300文字以内)
駅前のビル屋上空間を対象とする。
駅前の屋上は、都市を見渡せる優れた視点場でありながら、多くは設備置場や立入禁止空間として利用され、都市との関係を失っている。一方、向かい合う駅ホームには毎日多くの人が集まるものの、「待つ」「乗る」という機能に限定され、滞在する価値を持たない。本提案では、この二つの空間を一体の公共空間として捉え直し、屋上を舞台、駅ホームを客席として接続することで、都市に新たな文化体験を生み出す変異を提案する。 -
なぜその絶滅危惧空間を扱うのか(600文字以内)
駅前の屋上は、都市の中心にありながら、設備置場や管理空間として閉ざされ、街との関係を失っている。一方、その目の前には毎日何万人もの人が行き交う駅のホームがあるにもかかわらず、両者は互いに存在しながら接続されることはほとんどない。 私は、この「向かい合っているのに関係がない」という都市の状態に可能性を感じた。 都市には、使われていない空間だけではなく、使われていない"関係性"が数多く存在している。新しい建築をつくるのではなく、既にある空間同士の関係を編集することで、都市には新しい価値を生み出せるのではないかと考えていた。 ところ、コロナ禍に、人が集まること自体が制限され、ライブハウスや劇場は閉ざされた。一方で、駅は人々が移動するためのインフラとして機能し続けていた。この状況は、都市に残された公共空間の役割を改めて考える契機となった。 駅前の屋上を舞台、駅のホームを客席として読み替えることで、移動のためだけだった都市空間は、人と文化が偶然出会う場所へと変わる。これは一時的なイベントではなく、都市に眠る未利用の関係性を発見し、新たな公共性を生み出すための提案である。
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どのようにその絶滅危惧空間を変異させるのか(1200文字以内)
本提案では、駅前の屋上を舞台、駅のホームを客席として読み替えることで、互いに向かい合いながら関係を持たなかった二つの空間を、一つの文化空間として再編集する。
建築的な改修はほとんど行わず、既存の都市構造をそのまま利用する。屋上には最小限のステージと照明、配信設備を設置し、駅のホーム側から鑑賞できる視線計画を行うことで、駅そのものをライブ会場へと変異させた。
この実証実験は、コロナ禍でライブハウスが使用できない状況の中で実施した。線路を挟むことで自然にソーシャルディスタンスを確保しながらも、演者と観客が同じ空間を共有する体験を生み出した。
ライブには音楽だけでなく、ライブペイントやフラワーアートなど異なるジャンルの表現者が参加。駅を利用する人々はライブを目的に訪れたわけではない。それでも、スマートフォンで撮影する人、拍手を送る人、お酒を片手に立ち止まる人など、日常の移動の中で偶然文化へ参加する風景が生まれた。目的を持たずに文化へ出会うという、都市ならではの体験が実現した。
また、現地での鑑賞だけでなく、ライブ映像を同時に配信することで、物理的な会場を超えて参加できる仕組みも考え、現場で生まれた空気をデジタルにも接続することで、リアルとオンラインが重なり合う新しい公共空間を形成した。
この提案は、ライブイベントの開催方法を提案するものではない。都市にすでに存在する空間同士の関係を編集することで、新たな公共性を生み出す都市の運用方法を提案するものである。
社会実装にあたっては、鉄道事業者、ビルオーナー、自治体、地域事業者、アーティストが連携することで、駅ごとに異なる文化プログラムを展開できる。新たな施設を建設することなく、駅前の屋上や高架下、ペデストリアンデッキなど都市に眠るストックを活用しながら、それぞれの地域に固有の文化を育むことが可能となる。
移動のためだけに存在していた駅前は、人と文化が偶然出会い、都市の日常に創造性が立ち上がる公共空間へと変わる。
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路線ライブ
駅のホームという「移動のためだけの空間」を、文化と偶然の出会いが生まれる公共空間へ変異させる提案。
駅のホームは、毎日多くの人が利用する都市の公共空間でありながら、「待つ」「乗る」という単一の機能に最適化され、滞在する理由を失いつつある。
本提案では、駅と向かい合う屋上を舞台、駅のホームを客席として読み替えることで、既存の都市構造を変えることなく、都市の中に新たな文化体験を生み出す。
ライブが制限され、ソーシャルディスタンスが求められたコロナ禍に実証実験として開催した本企画では、音楽ライブに加え、ライブペイントやフラワーアートなど複数の表現が交差し、駅を利用する人々が偶然その場に参加する風景が生まれた。
駅のホームは、毎日多くの人が利用する都市の公共空間でありながら、「待つ」「乗る」という単一の機能に最適化され、滞在する理由を失いつつある。
本提案では、駅と向かい合う屋上を舞台、駅のホームを客席として読み替えることで、既存の都市構造を変えることなく、都市の中に新たな文化体験を生み出す。
ライブが制限され、ソーシャルディスタンスが求められたコロナ禍に実証実験として開催した本企画では、音楽ライブに加え、ライブペイントやフラワーアートなど複数の表現が交差し、駅を利用する人々が偶然その場に参加する風景が生まれた。
