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生産緑地に第三の選択肢をつくる——農地に準公共空間をつくる『こあぐり制度』の提案

都市周辺部に多く位置する都市農地「生産緑地」を対象とした制度提案である。1992年、全国の市街化区域内で一斉に制度化された都市農業インフラである生産緑地の所有者は30年の営農義務と引き換えに強力な税制優遇を受けてきた。しかし、所有者の高齢化・後継者不足・行政の財政難から、農地は静かに宅地へと変わり始めている。本提案は、「農業継続か、売却か」という所有者ひとりきりの二択に、「5年間、地域住民と共に、農地という場を育てながら次を考える」第三の選択肢を差し込む制度設計である。完全な農地でも、完全な宅地でも、完全な公共地でもない——農を通じた準公共空間を私有地の上に創っていく。

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