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どの絶滅危惧空間を扱うのか(300文字以内)
本提案は教育基本法や社会教育法によって位置づけられた「公民館」について扱う。文部科学省の「令和6年度社会教育統計中間報告」によると全国の公民館数は年々減少している。公民館は地域住民のために社会教育を推進する施設であり、1946年以降社会教育法に基づき地域の人々が集い学ぶ拠点として全国に設置された。しかし、近年は地域の高齢化による管理者のなり手不足や施設の老朽化、別施設への移管によって減少傾向にある。
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なぜその絶滅危惧空間を扱うのか(600文字以内)
全国にある公民館という施設自体は減少しているものの図書館や公民館と似たような用途を持つ生涯学習センターの数は増加しており、公共施設に対する需要は健在であると考えられる。また公民館は市役所や図書館等の公共施設に比べ、より交流拠点として機能していることや公民館の市区町村立の設置状況は80%以上であることは公民館が持つ特徴である点、民間施設と比較しても公民館が公共施設であるという点は住民と行政が連携しやすいという公民館にしかない利点である。
公民館におけるこれらの利点は、現代の地域社会を中心に議論されているまちづくり・まちおこしにも十分活用できると考えられる。まちづくりにおける、まちの魅力は市や町の区域によって境界があるものではなくより広いエリアに存在するものである。
本提案では公民館を行政と地域住民だけでなく市と他の市の住民を繋ぐハブとしての新たな役割を持った施設として提案する。 -
どのようにその絶滅危惧空間を変異させるのか(1200文字以内)
公民館内のロビーや部屋の一部を利用し映像と音声をリモート会議のようにリアルタイムで常時繋ぐ。常設にすることで自宅でのネットによる交流とは異なり偶発的な交流が生じやすくなると考えられるため、ネットに詳しくない人同士でもつながりやすくなる。また、講座やサークルへの参加といった特定の目的を持つ人以外も興味を持って来館しやすくなることで公民館自体の活性化にもつながる。他にもデジタル掲示板の設置もすることで別の地域でのイベントへの参加といった、より明確な目的を持った人への情報共有をするなどリアルタイムで行われるもの以外での交流の実現へつなげる。これらの新たな交流のかたちを提案することで、普段交流できない人同士をつなぐことを可能とする。この設備から生まれた交流を基盤に、地域外の住民とのつながりを生むことで地域を繋ぐハブとして機能させる。ハブとして機能することで離れた地域からの視点による地域の風土等の魅力の再発見や地域一帯での連携による共同PRや情報発信により観光を含めた人の誘致や複数の地域内での回遊性の向上などへの発展も見込める。
また、公民館は公共施設という中立な場である点を活かしつつリモートによる住民・行政・企業の交流を担う場としても利用することで、共同での取り組みへのハードルの低下や頻度の向上といった効果も期待できる。
以上、これらを基にすることで多世代間、地域社会間での交流を促すことで公民館の目的である「教養の向上や生活文化の振興、社会福祉の増進」に寄与することも可能であると考えられる。
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地域と地域を繋ぐハブとしての新たな交流拠点
公民館を地域内での交流拠点という立ち位置から地域同士を繋げるハブとして機能する交流拠点へと変化させるための提案を行う。
