CREATIVES

  • 25

昭和ラブホテルの世界観を堪能するための空間変異提案

その他
ヨーロッパの古城や宮殿のような煌びやかな外観、ネオンが輝きベッドが回るアミューズメントパークのような室内、そして窓がなく外との関わりを断った薄暗くてどこか妖しい雰囲気…そんな摩訶不思議で奇想天外、そして唯一無二の空間が、昭和40〜50年代に建てられたラブホテル(以下、昭和ラブホテル)には存在する。それらは高度経済成長と共に急速に需要が高まり、激しい競争の中で奇抜な外観や豪華な内装、趣向を凝らした設備など、多種多様な空間デザインが次々と生み出されてきた経緯がある。
しかし現在、その多くは法規制の強化や利用者のニーズの変化、建物の老朽化などを背景に、急速に姿を消しつつある。その一方で、それらが生み出された経緯や過程をリアルタイムで知らない若年層を中心に、この空間デザインを評価する動きも見られる。
そのような背景から、昭和ラブホテルが生み出した独自の世界観を次世代にも残し、堪能できる空間変異を提案したい。

前へ