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QUIET CALL ― 話さなくても、都市とつながる電話ボックス ―

かつて電話ボックスは、遠くにいる誰かと声でつながるための都市インフラだった。しかし、携帯電話の普及によって、その役割は失われつつある。

本提案は、電話ボックスを「声を発して他者とつながる場所」から、「声を発さなくても社会とつながれる場所」へ変異させる計画である。

不安症、パニック、感覚過敏、選択性緘黙、対人コミュニケーションへの困難などを抱える人にとって、都市は音、光、人の視線、情報、予測できない出来事に満ちている。QUIET CALLは、既存の電話ボックスを、都市の刺激から一時的に退避し、呼吸と感覚を整え、必要に応じて文字や図像によって支援先へアクセスできる「小さな公共避難所」へと変える。

電話をかけるための箱は、話すことを強制されない箱になる。

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