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ふれ合い、失い合う
レシートは、私たちが日々おこなう買い物の物理的な痕跡です。ただし感熱紙の印字は、熱と摩擦で剥がれ、薄れていきます。
本作は、街から匿名に拾い集めたレシートを、小型モーターで不規則に動かし、擦れ合わせる作品です。モーターの動きにはあえて規則を持たせていません。消費が起きるタイミングを私たちが予測できないように、レシートが動き、ふれ合う瞬間もまた定まりません。記録と記録がこすれるたび、かすかな音が不規則に鳴り、そして同じ摩擦が、印字された履歴そのものを少しずつ見えなくしていきます。
レシートという、消費の履歴を見えるようにするもの。その擦れ合いが、同じ履歴を見えなくしていきます。ふれ合う場所も回数も一定でないため、かすれ方はレシートごとに異なり、会期が進むほど印字は薄れ、同じ表情を見ることはありません。
見ないでいた記録が、見られながら失われていく——その脆さだけが残ります。
本作は、街から匿名に拾い集めたレシートを、小型モーターで不規則に動かし、擦れ合わせる作品です。モーターの動きにはあえて規則を持たせていません。消費が起きるタイミングを私たちが予測できないように、レシートが動き、ふれ合う瞬間もまた定まりません。記録と記録がこすれるたび、かすかな音が不規則に鳴り、そして同じ摩擦が、印字された履歴そのものを少しずつ見えなくしていきます。
レシートという、消費の履歴を見えるようにするもの。その擦れ合いが、同じ履歴を見えなくしていきます。ふれ合う場所も回数も一定でないため、かすれ方はレシートごとに異なり、会期が進むほど印字は薄れ、同じ表情を見ることはありません。
見ないでいた記録が、見られながら失われていく——その脆さだけが残ります。
