CREATIVES

  • 196

内なる風景 −浮遊−

その他
日常の素材を用い、手を加え、積み重ねる。すると、個が無数の内に消えていく。見慣れたものから生まれてきた見たこともない風景を創りたい。人間は無意識的に見たものに自分の心を映し出す。そこにいる人の心境により、見える風景も変わる。それこそが、我々の内面であると信じている。目に見えない現象や気配を捉えている間に、その存在はある雰囲気を纏って現れる。失われし心象風景をよみがえらせることになるのかもしれない。

前へ