このシリーズでモチーフとして選んでいるのは、透明な器や、柔らかな土からできた土器、ちらばったガラスの破片です。これらは全て、かつて容れ物としてなにかを受け止める機能を持っていたものです。
こういったモチーフに私が強く惹かれるのは、私たちもまた流れ込んでくる世界のさまざまな姿を受け止め続ける器のような体を持っているからかも知れません。
目から私の体に入った色や形を、手から再び目の前に存在させることで、どのように世界を捉え直すことができるのかを探っています。
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2018/08/13(月) Updated