目の前に広がる景色の向こうを見たくて歩いたとする。ずんずん進んでたどり着いても、そこからまた新しい景色の向こうが現れる。
どこまで行っても終わりがない。
そういう風に絵を描いていくんだろうなと思う。
普段取り組んでいるテーマ、手のひらに乗るような小さいモチーフを大きな風景に見立てて描くGrandscapeシリーズから、デッサンを中心に展示する。今まで家やイスなど具体的なモチーフがあったが、新たな展開としてそれらを省いたよりシンプルな構成の新作も発表する。見たことあるような、でも知らない景色が目の前に立ち上がるのが面白い。静謐で豊かな、ここではないどこか。
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2018/08/15(水) Updated