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その他
京浜島にはかつて鉄工所が集積していましたが、現在その多くが廃業してしまっています。しかしこの先、京浜島は鉄工島FESの開催やバックル工房の利用者の増加等により、多くのアーティスト達から注目される場所になります。
そのため、京浜島ではギャラリーの開設や様々なアーティスト達によるパブリックアートの設置、鉄工島FESのような大規模なイベントなどが行われるようになり、直島や北京の798地区のようなアートスペースとして発展していきます。

そんな未来の京浜島では「ゴミ」をテーマにしたアートを多く見るようになります。
京浜島には鉄を加工した際に生じる様々なゴミがあり、それを魅力的に思ったアーティストによるジャンクアートが活発に行われるようになるからです。
京浜島は「ゴミ×工場×アート」という独自の
文化を持つようになり、それが「鉄工島文化」として認知されるようになっていきます。

私たちはこのような成長を京浜島が辿っていくと想定し、その未来と今を繋ぐ橋渡し的な存在となる作品を作ることにしました。
それは巨大なインスタレーション作品で、ゴミを使って空間を構成します。
ゴミを作品として蘇らせ、空間とするのには、過去栄えていた京浜島に返り咲くという意味が込められており、京浜島の復興を確かに感じさせるような存在の作品となります。

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