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gaudy dragon

2007年:金沢21世紀美術オリジナル怪獣絵コンテストにて、技術賞受賞。

激しい気性と派手な姿で、身を隠すことをせず、討伐軍の砲弾をことごとく浴びる。人はそのドラゴンを笑って『ガウディ・ドラゴン』けばけばしいとかげと名前を付けた。
砲弾が降り注ぐとき、ガウディ・ドラゴンたちは必ず自ら翼を広げる。森に逃げ帰ることなく、わざわざ正面から討伐軍に向かってくるのだ。
彼らを研究する理解者たちは、ガウディ・ドラゴンのその行動に心を痛める。それは、人の使う武器・砲弾が彼らの住む森や大地を傷付けるのを、ガウディ・ドラゴンが身を張って守っていると知っているからだ。
人がドラゴンを追い払おうとしているのではない、ドラゴンが人から森を守っていたのだ。

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