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棚田米つなぎ

越後妻有の見所の一つである棚田をモチーフにしました。
自然の地形を利用し、実りを得る形態、棚田ならではの多種多様な生態系を形成する姿は
「人間は自然に内包される」という、大地の芸術祭の基本理念を構成する要素の一つだと考えます。

背景には単純化した棚田の風景を配し、その手前に米粒を並べています。
江戸小紋に「米つなぎ」という豆絞りより小さい点を米に見立てたものがありますが、
その点を具体的に米の形にすることで、一目で収穫や豊穣をイメージさせます。

使用色としては、稲の成長過程で刻々と変化していく、稲の一瞬の色をイメージした
2色を抜き出しました。

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