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circle handkerchief

その他
「潔くて、深い。そして、シャキっとした茶目っ気と品がある。」
工房見学に参加させていただき、江戸の伝統工芸に感じたことです。

江戸小紋は、細かい柄が、遠目で見た時、無地(1色)にみえるのが「粋」と云われていますが、
「ぱっと見!の瞬間における明快さ」がプラスされると、より多くの人に、
江戸小紋の魅力に気付いてもらえるのでは?と思いました。
(ただし、「品」は保ちつつ、です。)

日本の伝統美の一つとして、最初に浮かぶのが、●▲■のシンプルな形象でした。
「まる・さんかく(台形)・しかく」から全体の形を発展させ、
リズム感のある「使う時になんだかわくわくできるモノ。」を共通のテーマとしました。

◎ハンカチを丸くすると、洋服の一部のようで、なんだか楽しい!◎
たとえば、北欧テキスタイルのような鮮やかな色に染め、
小紋柄のひとつひとつの形をあえてはっきりみせます。
素材と色の深さは、日本の伝統工芸らしさを追究します。
(着物半襟・十二単など、日本独特の重ねの美からくるイメージ。)
小紋柄のひとつをとりだし、江戸刺繍で立体的にすることで、
より「紋」を印象的にみせることができます。

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