- 601
Enlightenment of destiny / 天命
ここは、人間達の知らない空間。そこで生まれたぼくは、姿こそ醜いが龍の子供である。そんな世界のあちこちを遊び場にしているうちとっても美しい場所に迷い込んだ。色とりどりの石なのか、花なのかぼくには分からなかった。しかし、すごく気持ちの良い場所だった。そこで、ぼくは光の精霊に出会った。体が光で出来ていて、まるで天女様のような感じの存在だった。そこには会話のようなものは無かった。しかし、言葉ではない直接心の中に入ってくるメッセージがあった。「お前がここに生まれた意味を思い出しなさい。お前がなすべきことはもう分かっているはずだから」そのメッセージは私の中のあるものを動かした。
そうしてぼくは、天命を悟ったのであった。
そうしてぼくは、天命を悟ったのであった。