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海の宝石をイメージした瓦せんべいのデザイン
この度は、オープンコンペに瀬戸内の地域に住む1人として参加できることをうれしく思います。以前に食べたことのある瓦せんべいを「こんなデザインがあれば…」という若年層の1人してのアイデアと瀬戸内国際芸術祭に期待をしている地域の1人して、デザイン提案したいと考えています。瀬戸内地域の魅力の中でも、穏やかな気候や波と大小さまざまな島の織り成す多島美は大きなものだと思っています。こうした瀬戸内地域で3期に分かれて行われる芸術祭に訪れる人が地域や季節ごとの多様な変化を楽しめる、また何かを見つけるきっかけになる、そんな海の宝石のような活動になってほしいとの思いを込めて制作しました。高松城の砂漆喰の色である白を背景に、瀬戸内の穏やかな波をイメージしてイラストを配置しました。高松城や瓦せんべいのほかに、香川県や島のフォルムを瀬戸内の地域をモチーフとして加えています。現在のデザインのようなインパクトはないですが、「お城がここにある。」「よく見たら、島のかたちになってるんだ。」という見つける楽しさやミュージアムショップやお土産で渡すときの会話のきっかけとなればうれしいです。