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プロダクトとしてのマスク

テレビを思い浮かべるよう問われた時、箱型のアナログブラウン管テレビではなく、薄型の液晶テレビを思い浮かべる人の方が多いように、新しいプロダクトとしてとらえた際にマスクは『家電』になるのではないかと考えた。世界的にコロナウイルスが大流行し、マスクの需要が供給を遥かに超えた今、色のついたマスクや多少奇抜なマスクであっても人々は見慣れていくことで「標準化」していったように、いつか家電メーカーなどがこぞって制作する「プロダクトとしてのマスク」が生まれるのではないだろうか。
通常のマスクでは自分の吐いた二酸化炭素が対流を生み、しばしば息苦しさを覚えるが、このマスクの場合は空気清浄機能と循環システムによって、快適に呼吸をしつつもより綺麗な空気を排出する。また、スマート化に伴うスマートフォンとの連携や香りを作り出すシステム、骨伝導など、各社が業界標準を求めて市場を開拓してくると予想した。
「標準化」した未来のマスクのうちの一つとしてこれを提案する。

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