仕事で描いた絵。だけど、プレゼンに負けて日の目を見なかった絵。その絵を元に描いた創作手作り絵本。物語というほどの物語もない、大好きだった人の想い出をただ淡々と語るだけ。それと、退場がテーマ。私もいずれ退場する、この人生から。人の記憶から。街から。仕事から。家族から。しかし、こんな私でも必ず誰かがふと思い出す。信じられるだろうか。この小さな小さな私という弧が、別の所に存在するということを。ひょっとしたら、今この瞬間にも何処かの誰かの心に登場しているかも知れないということを。11見開きから第十見開きとその他4見開きをご紹介します。
WED, DEC 12, 2007 Updated