海の詩

海の詩

黒をテーマにしたART HOUSEの企画絵本展出品作品。初めて書いた詩を11節に分け、それぞれに一枚ずつ海の生き物をシルエットで描いたイラストを添えました。文字は一字一字書体大きさを変え、雑誌を切り抜いたように並べました。関西、広く見ても瀬戸内に生まれ育ったのに、夏吹いてくる風はどうしても南の島から吹いて来たよな気がしてしょうがなかった。回りには市営住宅、アスファルトの道、工場、電信柱しか見あたらなくても。

蛸、海老、イソギンチャク、海月、マンボウ、リュウグウノツカイ、クリオネ、イワシ、サンゴ、タツノオトシゴそして鯨が登場し、詩の一節ずつを呟きます。

ページをめくるうちに意識はいつしか海の中を漂い始めます。