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夏の水辺

 場違いな石の踊り場に、綺麗な雨蛙が蝋人形の様に鎮座していました。暫くして見に行くと、綺麗な姿のまま同じ格好でした。体が乾いて、そのままの姿で死んでいたのだと分かりました。土に帰す時、手足が干からびていました。この絵を描き始めた時、蒸した大気にポツポツと雨が降り始めました。
 待ってた雨だね。

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