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招き猫

背中が尖って痩せた小さな子猫がいました。昼も夜も独りで過ごす、その背中に思わず声をかけたら、おずおずと寄ってきて、悟った様な悲しげな顔で笑いました。そんな子猫に首輪がつき、飼い主募集の貼り紙もなくなり、子猫も居なくなりました。 あの子猫が、この招き猫のように、無邪気に笑っていますように。そして、私にも皆にも素敵な事がありますように。

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