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キリコーリスス鉱山の巨大クレバス
「ほんと、あなたって野良猫は変わり者よ。」
「うん、ぼくもそんな気がしてきた。」
「ま、何だかんだとこんなところまで案内してあげてる私も変わり者かもしれないけど…。」
「君と気が合うんだね、きっと。」
「……言っておくけどあなたと一緒に行けるのはここまでだからね。」
「え、どうして、恐いの?」
「……あなた、ムギョの話は知ってるの?」
「ムギョ?何それ?」
「この下に住んでいる大きな白い魚のことよ。霧の中を泳ぐことができて、エラから吐かれる息にかかると死ぬのよ。」
「え、そんなの、嘘でしょ。」
「私と気が合うんだったら、嘘かどうかも分かるでしょ?」
「……ほんとは、一緒に行ってくれるんでしょ?」
「……あたりよっ、ほんと仕方のない子。」
「うん、ぼくもそんな気がしてきた。」
「ま、何だかんだとこんなところまで案内してあげてる私も変わり者かもしれないけど…。」
「君と気が合うんだね、きっと。」
「……言っておくけどあなたと一緒に行けるのはここまでだからね。」
「え、どうして、恐いの?」
「……あなた、ムギョの話は知ってるの?」
「ムギョ?何それ?」
「この下に住んでいる大きな白い魚のことよ。霧の中を泳ぐことができて、エラから吐かれる息にかかると死ぬのよ。」
「え、そんなの、嘘でしょ。」
「私と気が合うんだったら、嘘かどうかも分かるでしょ?」
「……ほんとは、一緒に行ってくれるんでしょ?」
「……あたりよっ、ほんと仕方のない子。」
