『人の死、別れ、それは生きている限り何度も経験する事。共有した時や経験、思い出が多ければ多いほど残された人の思考や生活を止めてしまう。共に時を過ごした記憶はけして手放したくない。旅だった人が残してくれた大切な宝物だから。手放したくはないけれど、無情にも時がその記憶を少しづつ薄めていってしまう。だからこそ人は思い出から開放され、前を向きまた新たな一歩を踏み出せる…』
その「記憶」を擬人化し、大切で永遠に抱え続けたいけれど時が「断片化」していく様子をコミックアートの世界で描きました。
今年の始めから身内の不幸や別れが重なり多くの涙を流しました。その中で生まれた作品です。
FRI, AUG 31, 2012 Updated