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七夕
昨今、ダンス必修化などによりクラブ・ストリートに、より社会の目が向けられています。非常に喜ばしい事と同時に注目される反面厳しい批判を受けているのも事実です。現段階で社会のシーンに対するイメージはお世辞にも良いものとは言えません。クラブでは売春行為や薬物取引、ストリートではゴミ問題、騒音、少年非行というイメージを強く持っている人が多いのが現状です。近頃クラブ摘発などの記事やニュースを目にする機会も多くなっています。 しかし、実際のところはそういった悪いイメージは一部分であり、その本質はまだメディアに取り上げられていない音楽やアートの活躍の場です。自分自身もストリートで10年以上ダンスをやってきて素晴らしい世界を知り、たくさんの感動をもらいました。今後も、もちろんそういう経験をしたいし、そういった場所を大切にしたい。私が感じた事や見てきた事をデザインを通じて私なりの表現で形にしようと思いました。イメージの選考により黒い部分に注目が集まりがちな現在、シーンの素晴らしい部分に目を向けて頂くきっかけになればと思い制作しています。