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倉敷の帆布について

岡山県倉敷市周辺は、国産帆布の約7割の生産量を担う一大産地です。

江戸時代から旧東高梁川河口の干拓地で綿花が盛んに栽培されたこと、紐・帯づくりを通じて糸を撚り合せる技術が磨かれたことから、明治以降、帆布づくりが発展しました。

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工場の様子。100年近く前から使われている機械も。

帆布は古くから目が詰まっていて丈夫、水漏れがしにくいのに通気性が優れていることで、古くから船の帆や馬具、学生鞄などに使用されてきました。

国内でも最高品質を誇る倉敷の帆布ですが、その特徴は大きく3つです。

1. 種類が豊富

厚みに応じて1~11号まで種類があります。合糸・糸撚りから製織までを一貫して1つの工場で行っているため、あらゆる厚みの生地を製造しています。

2. バッグからベルトコンベアーまで幅広い用途をカバー

一般的になじみのあるバッグやシューズなどのアパレル製品はもちろん、ベルトコンベアーや相撲の稽古まわし、体育館用マット、ソファカバーやカーテンといった幅広い用途に用いられています。

▼ 帆布の種類と用途(一例)

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1号〜11号までの厚さの違いのイメージ。すべての帆布の厚みや用途について、株式会社タケヤリのサイトにて紹介されています。

3. 機械×職人の熟練した手仕事

約130年間変わらない倉敷の帆布づくりは、すべての工程で熟練した職人による手作業が行われています。厳しい品質基準で検品された生地は「耳(セルヴィッジ)」が均一で美しくツレなどが一切なく、すべてA級品のものが出荷されています。

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縦糸を絡ませずに撚るための荒巻整経という工程。



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帆布のほつれた部分をひとつひとつ可能な限り手作業で補修していく気の遠くなる作業。

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織り上がった帆布の塊。黙視でほつれなどが発見された部分には、マーキングが施され、最後の仕上げの段階で手で修正していく。

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