見る、聴くデザインから、身体を通して「つながる」デザインへ
私たちは、日々の生活の中で、さまざまな人やモノと触れ合い、身体に遍在する「触覚」を通じて関係性を築いています。ビジュアルデザイン、サウンドデザインなど、私たちの生活を取り囲む「視覚」「聴覚」のデザインと同様に、「触覚(HAPTIC)」をデザインすることで、素材のさわり心地や、情報の伝達にとどまらず、人やモノとの身体を通じた関係性をデザインすることができます。
本プロジェクトでは、触覚を含む身体感覚のデザイン領域を「HAPTIC DESIGN」と名付け、触覚のデザインに基づいた新たな体験(モノ/サービス)のアイデア、作品を募集します。VRテクノロジーや素材技術の発展により今急速に注目度を高める「HAPTIC DESIGN」の可能性は、プロダクトやエンターテインメントにとどまらず、コミュニケーションや社会のデザインにも広がります。
触覚を発端とするものづくり、触覚のデザインで導く、人とモノとの新たな関係、課題の解決、生活の質の向上、新たな喜びとは?五感のなかでも開拓余地の多い、新たなデザイン領域を牽引するHAPTIC DESIGNERの登場を期待しています。
▼HAPTIC DESIGNに関する最新情報はこちらかもお知らせしています!
HAPTIC DESIGN >> http://hapticdesign.org/
facebook >> https://www.facebook.com/hapticdesign.org/
たくさんのご応募ありがとうございました。システムの不調などでご応募できなかった場合は、事務局メールまでお問い合わせください。haptic_award@loftwork.com
HAPTIC DESIGNとは
触覚とは、身体を通じて自己や外界を認識する感覚です。 それは皮膚の接触を通じてモノの「質感」を感じる感覚であると同時に、対象または自己の存在を確かめる「実感」の感覚でもあり、また喜怒哀楽や対象への共感などの「情感」とも深い関連があります。HAPTIC DESIGNは、この触覚の特徴的な3つの側面を意識的に捉え、触り心地や情報伝達にとどまらず、人と外界との身体を通じた関係性をデザインします。 (HAPTIC DESIGNのサイトへ)
1:「質感」モノとヒト触覚のテクスチャーデザイン
ふわふわ、ざらざら、かちかちetc.、といったオノマトペに よってやりとりされるモノとヒトのインターフェイス、テク スチャーのデザインを指します。触覚の質感は「色相環」 のような「触相環」に分類、再現が可能になりつつありま す。さまざまな産業でのものづくりにおける質感のインテ リア、木材といったマテリアルの品質、表現に応用するこ とで、新しいデザイン要素として質感を取り入れることが できます。
2:「実感」自己と環境:触覚のリアリティデザイン
触覚によって得られる、そこに「ものがある(いる)」という 感覚が実感です。ハプティックデザインにより触れること によるモノの存在の身体的理解を促進します。
3:「情感」:他者との関係性
触覚のコミュニケーションデザイン 身体の接触や感覚の 同期にもとづくものと、触覚を通じた言語的コミュニケー ション。触覚の持つパターンから感情を推察するような、 新しいコミュニケーション方法を生み出します。
触業:HAPTIC DESIGNERとは
HAPTIC DESIGN を通して、産業や社会、生活におけるさまざまな課題の解決や、新たな喜びを与えるひと。その可能性は、プロダクトやエンターテインメントにとどまらず、コミュニケーションや社会のデザインにも広がります。さまざまな産業から新領域のデザイン分野として「触覚(HAPTIC)」をデザインすると、一体どんなことができるでしょう?
アワード概要
スケジュール
募集期間:2016年11月19日(土)~2017年2月5日(日)24:00 までたくさんのご応募ありがとうございました。システムの不調などでご応募できなかった場合は、事務局メールまでお問い合わせください。haptic_award@loftwork.com
受賞作発表:2017年2月下旬予定
授賞式:2017年3月下旬予定
授賞式展示会:2017年3月下旬予定
▼対象
どなたでもご応募いただけます
▼募集部門
触覚(HAPTIC) を軸にデザインしたプロダクト/サービスの「アイデア部門」と「作品部門」の2カテゴリーで募集します。
応募に必要なもの
1.アイデア部門
●触覚を軸にしたプロダクト/サービスの
a)コンセプトドローイングまたは、ビジュアルデザイン 1枚
b)アイデアのコンセプト文 (300文字程度)
c)体験ストーリー 1枚
d)アイデア紹介動画 URL (5分以内) *任意を提出してください。
2.作品部門
●触覚を軸にしたプロダクト/サービスの
a)作品の写真 2枚まで (300文字程度)
b)作品のコンセプト文
c)体験ストーリー ※体験ストーリーの提出は不要になりました
d)作品紹介動画URL *任意を提出してください。
※両部門ともa,cは、 画像形式 JPEG、GIF、PNG、画像は、1枚あたり10MBあたりが目安です#すでに制作済、発表済の作品も応募可能です。完成品ではなくプロトタイプでも可能です。
審査基準について
●(新しさ) HAPTIC DESIGNの可能性を広げる、これまでにない新しいアイデアがあるか
●(深さ) 触覚の多様性、幅広さを活かしているかどうか
●(体験のデザイン) 表面的なデザインにとどまらず、豊かな体験をデザインできているか
●(社会へのインパクト) ひとと社会との関係性をアップデートしているか
審査員
川村真司PARTY エグゼクティブ クリエイティブ ディレクター
クリエイティブ・ラボPARTYクリエイティブディレクター/共同創設者。数々のブランドのグローバルキャンペーンを始め、プロダクト、テレビ番組開発、ミュージックビデオの演出など活動は多岐に渡る。カンヌ広告祭をはじめ数々の賞を受賞し、アメリカの雑誌Creativityの「世界のクリエイター50人」やFast Company「ビジネス界で最もクリエイティブな100人」、AERA「日本を突破する100人」に選出。“Touch”をコンセプトに、ビデオ画面をタッチしながら、色んなタッチを疑似体験することが出来る安室奈美恵のMV「Golden Touch」は、世界中で反響を呼んだ。
大屋友紀雄クリエイティブカンパニーNAKED Inc. プロデューサー
1997年、村松亮太郎らとともにNAKED Inc.を設立。コンテンツプロデュース/クリエイティブ・ディレクションとともにコミュニケーション・プランニングを中心に活動。主な仕事として、「進撃の巨人プロジェクションマッピング ATTACK ON THE REAL」「ニコニコ超会議2016 NTTブース『NTT 超未来大博覧会2016』総合プロデュース」 「市川染五郎主演歌舞伎ラスベガス公演『Panasonic presents Wonder KABUKI Spectacle’KABUKI LION’』空間創造プロデュース」「山下達郎『クリスマス・イブ』20周年プロジェクト」「ラブライブ! 『スクールアイドルフェスティバル』シリーズCM」他多数。
Website http://naked-inc.com
高橋晋平株式会社ウサギ 代表
株式会社ウサギ代表取締役。2004年に株式会社バンダイに入社し、約10年間、人を笑わせるバラエティ玩具の開発に携わる。国内外累計335万個を発売した「∞(むげん)プチプチ」や、「∞エダマメ」など、50点以上の玩具の企画開発、マーケティングに携わる。起業後は、各種企業のチームと共同で、ブレストの効果を最大化する「アイデア爆発会議」を実施しながら、「遊び・ハマり要素」を持った新商品・サービスを開発している。
泉栄一MINOTAUR ディレクター/デザイナー
1990年からインポートファッション バイヤー兼デイレクターをつとめる傍ら、数々のイベントオーガナイズや選曲を勢力的に行う。インターナショナルな環境で培われた、ファッションカルチャーの表現の場として、2003年”font co.,ltd™設立。2004年よりファッションブランド『MINOTAUR』を本格始動。スマートフォン操作で温度が変わる服作りも話題を読んだ。ワコールのコンディショニングウェアー「CW-X」アドバイザー。スポーツウェアの技術と消臭テクノロジーを応用したエチケットブランド「MXP」メンズディレクター。「SONY」ショールーム、ストア、及び「JiNS MEME」のショップユニフォームデザイン。
堀木俊隈研吾建築都市設計事務所
芝浦工業大学卒業 在学中スイス連邦工科大学ローザンヌ校に留学 2013年より隈研吾建築都市設計事務所勤務 プロダクトからマスタープランまでスケールを横断した様々な設計活動に従事する。 木材・繊維系素材などの基本素材をはじめ、新しい素材・素材の新しい使い方を見つける事を中心に設計活動を行っている。
賞について
アイデア部門賞 グランプリ 1点 トロフィー+賞金10万円+副賞+FabCafe MTRL 半年利用(12万円相当)
作品部門賞グランプリ 1点トロフィー+賞金10万円+副賞+FabCafe MTRL 半年利用(12万円相当)
佳作 数点
結果発表についてWeb上で2017年、2月下旬に発表します。佳作以上の作品は作品の画像/コンセプトドローイングとコンセプト文を、応募者のお名前とともに掲載します。
主催:
JST ACCEL「身体性メディア」プロジェクト
協力:
新学術領域研究「多元質感知」NTTコミュニケーション科学基礎研究所慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
企画運営:
株式会社ロフトワーク
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