長野県諏訪市の精密加工技術でミニ四駆をハック! 参加クリエイター募集
国内最高峰の精密加工技術を持ったものづくり企業が集積する、長野県諏訪市。その技術を活かして、スペシャルな「ミニ四駆」をつくるツアー&ハッカソン「SUWACKATHON(スワッカソン)」を開催します。
ただいま、SUWACKATHONに参加するクリエイターを募集中。ミクロン単位の超微細加工技術によって、自らが設計したミニ四駆に削り、曲げ、磨きをかけて革新的なミニ四駆を制作しよう!
なにをするの?
SUWACKATHON参加者は、以下のプロセスで長野県諏訪市へのツアーと、東京で行われるミ ニ四駆ハッカソンに参戦します。
Step 1: 長野県諏訪市で工場視察&マッチングツアー
8月18日(金)~8月19日(土)の2日間、バスツアーで長野県諏訪市に赴き精密加工技術をもっ た7事業者の工場を視察。ツアー中に事業者と参加者とでミニ四駆チームを組むためのマッ チングを行います。
Step 2: ハッカソンに向けてチームで準備
チームは、ハッカソンに向けて、マシンの設計やパーツ制作などの準備を進めます。チームは 各自、諏訪の事業者と連携しながら開発を進めます。
Step 3: いよいよハッカソン、ミニ四駆制作&レース参戦!
10月14日、15日の2日間、東京で行われるハッカソンで、チームが再び集結。ミニ四駆の組み立 てとレースを行います。
審査の結果、受賞したチームは、10月に開催される諏訪圏工業メッセ (http://suwamesse.jp/)で作品(ミニ四駆)が展示されるほか、賞金としてミニ四駆制作費を 授与します。
こんな人におすすめ!
・日本最高峰の精密加工技術を持つものづくり事業者とつながりたい、デザイナーやエンジニア
・デザインやモデリングの技術を活かして、ものづくりをしてみたいクリエイター、デザイナー
・異業種の技術者、デザイナーどうしで交流・つながりをつくりたい人
・企業の中で新しい事業を計画している人
なぜミニ四駆?
ミニ四駆は小さな車。一見こどもの遊びに見えるこの玩具は現在、様々な産業のクリエイター やエンジニアが技術を競い合い、その小さなボディの中に様々な技術を詰め込む事で進化し 続けています。
SUWACKATHONは、数多くのエンジニアや工業デザイナーが参戦する、グローバルなミニ四 駆×ものづくりコミュニティ「Fab Racers(ファブレーサーズ)」とのコラボレーションプロジェク ト。Fab Racersは広くモノづくりカルチャーを広げる、根付かせるためのFabミニ四駆カップや ワークショップなどを開催しています。発想力豊かなクリエイターやエンジニアと、高い技術力 を持った諏訪市の事業者を組み合わせることで、新たな価値を生み出すことを目指します。
諏訪市について
戦後は時計・カメラ・オルゴールの製造を中心に発展し、「東洋のスイス」とよばれた長野県諏訪地域。2000年代には産業構造の転換を図り、精密機器の製造で培った超微細加工技術を活かして、企業のニーズに応じた高精度な産業機械や自動車関連部品の製造へとシフトしました。
世界でもトップクラスの加工技術を有する企業が軒を連ねる同市では、いまなおその技と“ものづくりのDNA”が脈々と受け継がれています。
SUWAデザインプロジェクトについて
長野県諏訪市ものづくり企業と都市部の企業やクリエイターとのマッチングと共創を通じて、諏訪市が持つ高い精密加工技術のポテンシャルや魅力を発信するプロジェクトです。今年度は「ミニ四駆」をテーマに首都圏のエンジニアやクリエイター、新規事業開発関連の人材と共に工場見学を行います。その後ハッカソンで精密技術を活用したミニ四駆を制作し、諏訪市の高い精密加工技術を広く伝えていきます。
プログラム
「SUWACKATHON(スワッカソン)」は、長野県諏訪市で行う工場見学と、東京で行うハッカソンの2部構成となっています。参加者は工場見学とハッカソンの両方に必須で参加いただきます。
「ミニ四駆」をテーマに首都圏のエンジニアやクリエイター、新規事業開発関連の人材と共に工場見学を行います。その後ハッカソンで精密技術を活用したミニ四駆を制作し、諏訪市の高い精密加工技術を広く伝えていきます。
第1部 工場視察&マッチングツアー in 長野県諏訪市
日程:8月18日(金)〜8月19日(土)
● 1泊2日で諏訪市に滞在し、諏訪のものづくり企業の工場見学を行います。
● 諏訪のものづくり企業とクリエイターとをマッチングし、ミニ四駆チームをつくります。1事業者に対し、3〜5名のクリエイターがチームを組みます。
● 参加者と現地の方々との交流会や、諏訪のみどころを体験するツアーも実施します。工場見学だけではなく、今話題になっている場所やお店など諏訪のことを知ることができる時間も設ける予定です。
東京や名古屋などの都市部より標高が高く、夏でも湿度の低い地域である諏訪。近くの霧ケ峰高原は真夏の避暑地としても選ばれていたり、8月は諏訪湖で毎日花火が上がっています。
※渋谷から貸切バスで移動し、18日は午前8時頃出発し、19日は午後7時頃渋谷に戻ってきます※工場見学の参加は必須です。万が一参加できない場合は個別にご相談ください。
※工場見学の交通費・宿泊費は無料、お昼ご飯付きです。詳細は参加者へお伝えします。
視察する諏訪市のものづくり企業
通常のステンレス鋼と比べて2~3倍の引張強度を持つ、超微細粒ステンレス鋼を製造している。φ2.6mm以下の棒または線材、厚さ0.2mm以下の板材などを取り扱う。さらに、µmオーダーの高精度加工や、マイクロテクスチャ構造の加工などができるピコ秒レーザー加工も得意とする。
線経80um~3mm程度の圧縮バネ、引っ張りバネを製造している。
板厚0.1mmのステンレス板へφ0.03mm細穴切削加工や、パイレックスガラスに0.55mmピッチで φ0.5mmの穴群の切削加工など、諏訪地域の中でも高い技術を有した超精密切削加工技術を持つ。
近距離無線通信技術を持つ。電池駆動による低消費電力システムを得意としており、製品企画から完成品まで一貫生産が可能。
”超美麗切削加工” による、金属類の外観部品加工を得意とする。ローレット加工・スピン加工・ダイヤカットなどの装飾加工などで高い技術を持つ。
「カシメ接合法」技術による高品質・低コストの製品製造。世界最小の音の鳴る独楽(こま)、『音独楽』を開発している。
第2部 ハッカソン in 東京 @Yahoo! JAPAN「LODGE」
日程:10月14日(土)〜10月15日(日)
● ツアーでマッチングをした参加者と事業者チームは、東京で開催されるハッカソンで再び集合し、ミニ四駆を制作します。
● ハッカソン開催までに、各チームは必要に応じて諏訪の事業者と連携しながらマシンの設計や部品開発などを行います。
● 当日は、チームごとに制作したミニ四駆のプレゼンテーションをするほか、実際にレースにも参戦します。
● 受賞作品は、プレゼンテーションとレースの内容を元に、審査員が総合的に判断し決定します。
応募要項
2017年8月18日(金)〜19日(土)に行われる工場見学と10月14日〜15日に実施される「SUWACKATHON(スワッカソン)」に参加するエンジニア、クリエイターを募集します。
参加者が行うこと
●8月18日(金)〜19日(土)の期間、諏訪市で開催される工場視察・マッチングツアーの全行程に参加すること。
●工場視察・マッチングツアーで決定した、諏訪市のものづくり企業との合同チームにおいて、チームメンバーと協働してオリジナルのミニ四駆を開発し、10月14〜15日のハッカソンに参加すること。
*ミニ四駆の材料費、加工費用、その他制作にかかる費用一切を自己負担いただきます。
* 8月18日(金)〜19日(土)に開催する工場見学の参加は必須です。万が一参加できない場合は個別にご相談ください。
* 工場見学の交通費・宿泊費は無料です。詳細は参加者へお伝えします。
プロジェクトがサポートすること
プロジェクトは以下の事項をサポートします。
●8月18日(金)〜19日(土)に行う諏訪市ものづくり企業の工場見学における、東京からの交通手段と宿泊場所、2日間の昼食。
●ハッカソン参加に向けた、諏訪市のものづくり企業とのマッチングと、チームづくりのサポート。
●諏訪市で実施する工場見学、地域の見どころを体感できるツアー。
応募期間
2017年7月21日(金) 〜 8月10日(木) 正午
定員
20名 ※応募人数が多い場合は、抽選となります。
応募条件
●2017年8月18日(金)〜19日(土)に行われる諏訪市ものづくり企業の工場見学に参加可能な方。
●2017年10月14日(土)〜15日(日)に行われるハッカソンに参加可能な方。
●ミニ四駆を制作するアイデアとスキルを持っている方。
*諏訪市ものづくり企業の工場見学にご参加が難しい場合は事前にご相談ください。
賞
最優秀賞:1チーム10万円分の制作費
優秀賞:2チーム4万円分の制作費
審査員特別賞:2チーム1万円分の制作費
審査基準
●諏訪市の企業の技術を反映し、革新的なミニ四駆を制作しているか
●独創的なアイデアでミニ四駆を制作しているか
ハッカソン審査員
根津孝太
クリエイティブ コミュニケーター / デザイナー
1969年東京生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒業。トヨタ自動車入社、愛・地球博『i-unit』コンセプト開発リーダーなどを務める。2005年(有)znug design設立。多くの工業製品のコンセプト企画とデザインを手がけ、ものづくり企業の創造活動の活性化にも貢献。「町工場から世界へ」を掲げた電動バイク『zecOO』、やわらかい布製超小型モビリティ『rimOnO』などのプロジェクトを推進する一方、トヨタ自動車コンセプカー『Camatte』『Setsuna』、ダイハツ工業『COPEN』、THEMOS ケータイマグ『JMY』『JNL』、Afternoon Tea ランチボックス『LUNCH WARE』、タミヤミニ四駆『Astralster』『RAIKIRI』などの開発も手がける。ミラノ Salone del Mobile”Satellite”、パリ Maison et Objet 経済産業省 “JAPAN DESIGN +” など、国内外のデザインイベントで作品を発表。グッドデザイン賞、ドイツ iFデザイン賞、日本感性工学会かわいい感性デザイン最優秀賞、JAPAN WOOD DESIGN AWARD 最優秀賞(農林水産大臣賞)、JIDA MUSEUM SELECTION、他受賞。2014年よりグッドデザイン賞審査委員。
原 雄司
慶應大学SFC研究所員 / 株式会社デジネル/株式会社デジタルアルティザン 代表取締役社長
通信機メーカーの試作現場に就職後、大手3次元CAD/CAMメーカーに転職し、開発責任者、子会社社長、IR担当などを経験。また3Dのコンサルティングと販売会社ケイズデザインラボを創業し2017年の夏までの12期の代表を務める。切削RPやデジタルシボD3テクスチャー®などを考案し、2012年東京都ベンチャー技術大賞奨励賞を受賞。現在も、職人技のデジタル化、新技術の発掘等、新しいプロセスの開発に取り組み、企業プロジェクト、アート、医療、エンターテインメントまで、分野を横断して3Dデジタルものづくりを提案。2017年夏に2つの新会社を設立し、デジタル技術を活用したコンサルティングと、高度なデジタルスキルをもった人材による支援サービスをスタートしている。
湊 研太郎
海内工業株式会社 技術開発部 取締役技術開発部長
1983年京都府生まれ、長野県育ち(長野県信濃町で育ちました)。滋賀県の精密板金加工会社で働き、板金加工を学ぶ。2011年より、海内工業に入社。海内工業では、技術開発部として、WEBページの運用やSNSの活用、各種プロジェクトへの参画など自社の持つ加工技術の横展開をしている。
ジモコロ
地元に密着した求人サイト『イーアイデム』と、ゆるいWebコンテンツ作りが得意な株式会社バーグハンバーグバーグが共同で運営するWebメディア。どこの地元にもコロがっているような魅力ある「場所」や「仕事」「小ネタ」など、地元愛を感じてしまう話の数々を集めて発信している。編集長は徳谷柿次郎氏。
ジェイ・キッズ
広告制作・デザイン・映像・Web・空間プロデュース・J-KIDS RECORDSなどのクリエイティブ全般の制作会社。信州諏訪で、ヒト・モノ・コトのさまざまなコミュニケーションを、スタートからゴールまで丁寧にコンサルティングし、鮮やかにデザインし、きめ細かくサポートしています。
スケジュール
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Light Hack “Lightfaceと描く、未来のあかり
2017 February 3rd - February 17th
SUWACKATHON
2017 July 21st Fri - August 10th Thurs