企業紹介
台湾市場に挑戦する、8 つの企業をご紹介します。
藤田金属株式会社
藤田金属株式会社は、フライパンや鍋を中心に、キッチン用品の製造販売をおこなっています。創業当初はアルミの急須や給食用の食器などをつくっていましたが、40数年前からフライパンの製造を開始。時代のニーズに合わせて、鉄のフライパンからコーティング加工されたフライパン、浅型・深型のものまで、1年間になんと12万個ものさまざまな商品を製造・出荷しています。
ホトトギス株式会社
昨今、蚊帳を張って寝たことがあるひとは多くないかもしれません。虫除けとして知られる蚊帳の特徴は「織物」の中でも、もっとも織り目が粗いこと。そのため通気性が高く、乾きやすいなど布生地としてもユニークな特徴を持っているのです。ホトトギス株式会社はそんな蚊帳生地を用いた「蚊帳ふきん」を製造する会社。蚊帳ふきんはコットン100%のため、使えば使い込むほどに柔らかく人の手に馴染みます。看板商品の蚊帳ふきん「Sodateru Fukin」を中心に、マットやブランケットなど、商品ラインナップを広げています。
有限会社大一創芸
冠婚葬祭における、日本人の他者に対する礼節と心遣いの体現であるプロダクト「ふくさ」。有限会社第一創芸は、ふくさを中心に慶弔用のバッグ、熨斗袋などの製造をおこなう専門業者です。ほぼ受注生産だったものの、2015年からオリジナルの自社商品の製造を開始。細かく折りたたむことができる機能性を持たせたり、ポップなテキスタイルを用いたりと、冠婚葬祭のシーンが多様化する現代にフィットした「スタイルふくさ」を開発するなど新しいふくさの形を模索しています。
ラピス株式会社
ラピスは1日およそ3万本もの歯ブラシや舌ブラシづくりをおこなう、オーラルケア用品の製造会社です。大手メーカーからの発注を受けた商品だけでなく、自社オリジナル商品も多数扱っており、看板商品は、歯科医院などで使われる「ワンタフトブラシ」。円錐状に切られたブラシが特徴で、歯間などの清掃に重宝されています。
錦城護謨株式会社
魔法瓶や炊飯ジャーの蓋の内側のパッキン、内臓を保護するために内視鏡に取り付けられた先端、オリンピックの水泳のメダリストを影から支えるゴーグルのベルトやキャップ……。錦城護謨株式会社は、そんな世の中のあらゆるプロダクトを影から支える素材「ゴム」の製造会社です。完全なBtoB、しかもつくるのは製品の一部分。多くの方にはほとんど知られていないけれど、誰もがどこかで錦城護謨株式会社の製品に触れたことがあるはずなのです。
赤坂金型彫刻所
初代・赤坂兵之助が確立した「赤坂式半月彫刻法」。赤坂金型彫刻所は、初代から続く熟練の彫刻技術と最新の加工機を組み合わせた金属加工・金型製造の会社。その製品は目を凝らしてようやくその緻密さがわかるレベル。実直な職人精神は、最新鋭のコンピューター制御となった現在でもいたるところで生きています。繊細なのにエッジが効いた彫り物が特徴で、家電製品の部品やロゴプレート、焼印やフライパン用の刻印など、小さな金属を加工することに長けています。近年では、写真を金属板に転写加工するサービスなどもおこなうなど、その技術に磨きがかかっているとか。
株式会社オーツー
BtoBに特化した椅子とテーブルの製造メーカー。鉄工所として創業したのち、パチンコ屋や雀荘などでよく使われた「ラッパ椅子」の製造を主力に、業務用のファーニチャーづくりへと事業を拡大しました。業務用ゆえ一般消費者にはあまり知られいませんが、たとえば全国規模で展開するショップやカフェの「あの椅子」が、じつはオーツー製である……なんてことも。カタログの商品に加え、オーダーを受け個別のデザインに対応することも。2011年に新ブランド「QUON」を立ち上げて以降、活躍のフィールドを世界へ広げつつあります。
有限会社ルネセイコウ
国内生産であることにこだわり、強くて使いやすい業務用の椅子を製造販売している有限会社ルネセイコウ。金属に特化した加工技術は海外産にはない強靭な耐久性を生み出します。折りたたみ椅子やワークチェアなど、技工を生かしたプロダクトを得意とし、ユーザーの「こういうものがあればいいのに」といった想いを形にしたアイデアあふれる商品を世に出しています。