八尾の企業と一緒に、世界に挑戦するプロダクトを作りませんか?
日本のものづくりを裏側から支え、あらゆる生活雑貨や工業製品を生み出してきた八尾の企業たち。優れた技術を持っていても、それを世の中に伝えられてきませんでした。
そのような状況から脱却するため、培ってきた技術力を活かしたオリジナルプロダクトをつくり、今後数年かけて世界の様々な市場への展開をめざします。
そこで、八尾市の企業と一緒に、世界を舞台に挑戦してくれるクリエイターを募集します。
YAOYA PROJECTとは
YAOYA PROJECT(ヤオヤプロジェクト)は、 八尾のものづくりを世界へ広めるためのプロジェクトです 。「YAOYA」は、幅広く多くのものを製造できる八尾のものづくりを “八百屋” に見立てた言葉。確かな目利きで、良いもの、旬なものを届けてきた八尾のものづくりに重なります。また “八尾” の名前そのものも意味し、商工農と揃った八尾の地域性のほか、「日本人の生活を身近なところで支え、豊かにしてきた八尾のものづくり」を表しています。
募集テーマ
「こころを豊かにするプロダクト」
今回対象となる企業が扱っている商材は、布、樹脂、金属など多岐に渡ります。「こころを豊かにするプロダクト」をテーマに、各企業の技術や素材を活かしたプロダクトのアイデアをご提案ください。
▼豊かさの視点
「豊かさ」を考えるときに、以下の視点で発想するとアイデアを考えやすいでしょう。
①個人の暮らしを豊かにする
②ひととのコミュニケーションを豊かにする
③社会の仕組みを豊かにする
▼アイデアを考えるヒント
アイデアに行き詰まった時は、アイデアヒントもぜひ参考にしてみてください。
対象企業
企業ごとにプロダクトのアイデアを募集します。
※応募点数に制限はありません。複数の企業への応募も可能です。
企業 | 主な商材 |
---|---|
藤田金属株式会社 | フライパン、天ぷら鍋、急須、ティーポット、タンブラー |
ホトトギス株式会社 | 蚊帳(かや)布巾の縫製 |
有限会社大一創芸 | 袱紗(ふくさ) |
ラピス株式会社 | 歯ブラシ、オーラルケア商品 |
錦城護謨株式会社 | 工業用ゴム、樹脂製品 |
赤坂金型彫刻所 | 彫刻加工、画像転写加工 |
株式会社オーツー | 業務用イス、テーブル |
有限会社ルネセイコウ | スチール家具 |
初年度の舞台は「台湾」
台湾は日本とも交流が深く、文化的にも親和性が高い地域です。また、中国・東南アジアへ進出する足がかりとしても注目されています。 そんな台湾で、八尾市の企業と一緒に現地の人々の生活文化を調べながら、暮らしに溶け込むプロダクトづくりをめざします。
参加のメリット
- 台湾のフィールドリサーチへのご招待(渡航費・宿泊費は主催者側で実費負担)
- ロイヤリティ契約(製品化した場合、下代の5%)
※実際の契約条件については、商品化後に企業と応募者との交渉により決定します。
募集対象
こんな方におすすめ
・新しい分野に挑戦したい
・活躍の場を海外に広げたい
・自分のクリエイティビティーが世界で通用するか挑戦したい
・アジアを中心とした海外マーケットに興味がある
・カタチのデザインだけでなくブランディングも行いたい
審査員
メンター
堀内 康広
トランクデザイン株式会社 代表取締役・クリエイティブディレクター
2009年に「トランクデザイン」を、神戸垂水・商大筋にオフィス&ショップをオープン。地場産業のプロデュースやブランディング、百貨店広告などのディレクションやデザインを幅広く手がけ、2011 年には兵庫県のモノづくりを紹介する「Hyogo craft」を立ち上げ、兵庫県の間伐材や地域材を活かしたオリジナルプロダクト「森の器」、播州織の職人とつくるアパレルブランド「iRoDoRi」・「megulu」、淡路島のお香メーカーともに日常で使えるお香ブランド「Ku」「Daily」も手掛ける。2018年台湾のデザインアワード「Golden Pin Design Award」3プロジェクト入賞、1プロジェクト最優秀賞受賞。2018年4月に印刷会社(有)グラミックプロセスを事業継承し3代目として就任。
小林 新也
合同会社シーラカンス食堂 / MUJUN 代表・デザイナー
1987年兵庫県生まれ。2010年、大阪芸術大学デザイン学科卒業。2011年、イノベーションデザインを行う「合同会社シーラカンス食堂」を地元の兵庫県小野市に設立。播州刃物や播州そろばん、石州和紙、石州瓦、京都の伝統工芸品などの商品や技術、販路や伝え方、意識のイノベーションに取り組み生産者が抱える問題解決に取り組んでいる。特にグローバルとローカルを行き来した視点で持続可能なものづくりを目指している。2016年、オリジナル商品ブランド「MUJUN」をオランダアムステルダムで立上げる。2018年7月に地元の刃物職人の後継者育成を目指して「 WORK SHOP 」を立ち上げ、持続可能な新しい後継者育成の仕組みを構築している。
李郁函
Pinkoi Account Manager
台湾台中出身。日本の文化、ものづくりの発想力と技術力の高さに強く惹かれ、大学卒業後、デザインを勉強するために渡日。在日期間中、デザイナーとしてものづくりに携わる。2014年より台湾発の越境デザイナーズECを展開しているPinkoiに入社。現在、デザイナーサポート担当として、台湾と日本の架け橋になり、日本のすぐれたデザイン商品を海外に発信している。