台湾カルチャー
2002年に台湾政府が発展計画の一つとして掲げた「文化創意産業」。台湾の人たちはこれを略して「文創」と呼び、「古き良きものから新しいものを生み出す」ことを意味します。「文創」は現在進行形のムーブメントであり、古い建物や伝統的な衣食住の文化を現代テイストにリデザインしたショップや商品などが次々と誕生しています。
そんな台湾の近年のトレンドをいくつかまとめましたので、アイデアを考えるときの参考にしてみてください。
台湾のトレンド
文青
「文芸青年」の略。20、30代の若者文化の代名詞となる存在で、ファッションだけなく文学やカフェなどさまざまな分野に影響を与えています。「メガネをかけ、痩せ型で、アートやインディー文化を愛し、物静かで自分の世界に生きていること」が特徴。
(参照:Pinkoi.com)
コーヒーカルチャー
近年、細部にまでこだわりを持ったカフェが台湾のいたるところで続々誕生。台湾のアート&カルチャーの発信地のひとつである華山1914文創園区で開催された『Culture & Coffee Festival in Taipei』では、最長で会場入りが3時間待ちとなるほどコーヒー文化が盛り上がっています。
(参照:Pinkoi.com)
デザイナーズホテル
台湾で今ひそかにブームとなっているのが、一般的な大型ホテルやチェーン展開のホテルとは一線を画した、個人オーナーのセンスが光る個性豊かなデザイナーズホテルの数々。民宿予約サイト「Dear b&b」は月間150万PV(累積利用者数500万人)を誇る人気サイトとなっています。
(参照:PR TIMES)
脱使い捨てプラスチック
2020年には小売店で無料のプラスチック製ショッピングバッグ・使い捨て容器などを提供することが禁止される台湾。そこで、何度でも使える金属製ストローが注目されるなど、脱使い捨てプラスチックに向けて動き出しています。
(参照:Gigazine)
アウトドア
空前のキャンプブームを迎えている台湾。1年を通して温暖な台湾はアウトドアの楽園。台北や桃園などの都市部には、有名ブランドの直営店やセレクトショップが軒を連ねています。
(参照:@DIME)
クラフトビール
従来、バイク人口も多いことから、日常的にお酒を飲む習慣がないとされてきた台湾ですが、近年クラフトビールバーが増加し、おしゃれなビアバーでカジュアルにメイドイン・タイワンのクラフトビールを楽しむ光景が街のあちこちで見られるようになりました。
(参照:CREA)
帆布バッグ
台湾では通学用として愛用されてきた帆布バッグ。その実用性が重用されてきた帆布ですが、今はファッション素材として注目されるようになり、帆布の老舗工場が次々に自社ブランドを立ち上げています。
(参照:台湾に行きたいわん )
靴下
台湾は靴下天国。たくさんの若手デザイナーが自分の世界観をもとに、ユニークな靴下を生み出し続けています。台湾の靴下の特徴は、デザイン性と品質の高さ。自分が履くのはもちろん、大切な友人や家族への贈り物にピッタリです。
(参照:Pinkoi.com)
弁当
日本から伝わった弁当文化。外食文化が暮らしに強く根付いている台湾では、テイクアウトできるのが当たり前。お昼時にはテイクアウトした弁当を持って歩く人をたくさん見かけます。冷たいモノを食べる習慣がない台湾では、鍋や電子レンジで弁当を温めてから食べます。
(参照:Pinkoi.com)
鉄窓
防犯目的としてだけでなく、職人技を駆使した美しい装飾で家々を彩ってきた「鉄窓」。大量生産によるステンレス製窓の登場と職人の高齢化に伴いその姿を消しつつありますが、デザインの力で新たな息を吹き込まれた「鉄窓」は、ドイツのレッドドット・デザイン賞を受賞するなど、今再び脚光を浴びるようになっています。
(参照:Pinkoi.com)